...乱歩好みの本格的なものをと思ってみたり...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...これでどうやら本格的な梅雨日和となつた訳だ...
種田山頭火 「行乞記」
...いよ/\本格的な夏だ...
種田山頭火 「其中日記」
...それが柯月園氏の專門的な腕によつて本格的な浴衣の圖案となる...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...これでも本格的な芸術品だよ...
徳田秋声 「縮図」
...本格的な百姓の仕事はできもしないのであった...
徳田秋声 「縮図」
...歴史的時間こそ凡そ時間なるものの本格的な概念である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...唯物論とか本格的なリアリズム(名前は何でもいいが社会主義リアリズムなどが夫だ)とかは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...社会科学の本格的なもの乃至本格的な部分は...
戸坂潤 「思想としての文学」
...本格的な暴力団の資格が備わるのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...その意味では却って本格的な懐疑論かも知れない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...最近はもつと本格的なカトリック文學にずんずん惹きつけられてゐたやうですが...
堀辰雄 「辻野久憲君」
...いよいよ本格的な雪の世界に入るので...
松濤明 「春の遠山入り」
...それは本格的なものではないにしても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...本格的な漆器をどうかしてここに育てたい念願にかられる...
柳宗悦 「陸中雑記」
...もっとも本格的なかぼちゃであった...
山本周五郎 「季節のない街」
...本格的な吃りであって...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...松(まつ)や柳(やなぎ)夏は本格的な気象をととのえて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
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