...真・善・美の極地に達した本格的な美人画を描きたい...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...そして本格的な実験を積みかさねていく必要があると痛感(つうかん)したことであった...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...本格的な調べが始まり...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...これでも本格的な芸術品だよ...
徳田秋声 「縮図」
...本格的な技術、それを私は物質的で客観的な技術と呼んでおいたが、之は生産関係の一定の歴史的段階に於ける労働手段の客観的体系に集中されるものであり、之が、組織された人間的労働力であるプロレタリア階級と並んで、物質的生産力の二つの大きな要素をなしている...
戸坂潤 「技術の哲学」
...従って本格的な思想動員とに自信のある政府は...
戸坂潤 「思想動員論」
...一切の本格的な批評・評論が可能になる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...唯物論とか本格的なリアリズム(名前は何でもいいが社会主義リアリズムなどが夫だ)とかは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...社会意識としてのイデオロギーを論じる本格的なイデオロギー論に対して...
戸坂潤 「読書法」
...文芸学的システムから来る本格的な科学的文芸評論のサンプルは見当らぬと云ってよい...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...実に楽しいほほえましい娯楽の本格的な期間である...
中井正一 「脱出と回帰」
...本格的な研究を自分では何もせずに...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...本格的なのが始まったのは...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...以来私に本格的な学問をいろいろとおさせになりましたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...本格的な吃りであって...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...いよいよ本格的な作家になる緒についた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...勘介入道の事辰の刻(午前八時)頃から本格的な戦いに入った両軍は...
吉川英治 「上杉謙信」
...本格的な伊勢攻略を開始した...
吉川英治 「新書太閤記」
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