...いつだったか本格的なアルピニストであるI・A・リチャーズ夫妻と一緒に...
石川欣一 「飢えは最善のソースか」
...本格的な「相撲の力学」を研究し開展させて後世に対する古典文献を著述するであろうと思って期待していたが...
寺田寅彦 「相撲」
...物理学――この特に本格的な自然科学――の方法を...
戸坂潤 「科学方法論」
...近くは三つ四つのそういう本格的な博士のヘーゲル論文が続けざまに発表された(『ヘーゲル哲学と弁証法』)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...一種の本格的な研究書にならざるを得ない(田辺元博士――「哲学通論」――岩波講座『哲学』の内――の如き)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...技術の問題は本格的な位置に付けられないということも甚だ尤もだと云わねばなるまい...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...本格的な非風刺文学の方がやっぱり本当だ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...社会意識としてのイデオロギーを論じる本格的なイデオロギー論に対して...
戸坂潤 「読書法」
...本格的なものも放送している...
中谷宇吉郎 「テレビの科学番組」
...引き続いての噴火によっていよいよ本格的な大異変に展開して行ったのである...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...旋風の渦が漸く本格的な姿を現わして来た...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...両側に並んでいる小さな脚で本格的なびっこを引かなければならなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...カン/\照りで暑さも本格的なり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...本格的な漆器をどうかしてここに育てたい念願にかられる...
柳宗悦 「陸中雑記」
...本格的な本はほとんど残っていなかった...
柳田国男 「故郷七十年」
...もっとも本格的なかぼちゃであった...
山本周五郎 「季節のない街」
...本格的な行動を起した...
吉川英治 「新書太閤記」
...内蔵助が本格的な鍛冶小屋を持つ資金としておいたなら...
吉川英治 「山浦清麿」
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