...「その本来の姿は...
太宰治 「十五年間」
...馬鹿正直に礼の本来の姿を信奉している者は...
太宰治 「惜別」
...当然熊の皮を脱いでシャーマン本来の姿に返り...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...それが思索の働きになって現われた時にはもう既にその本来の姿からは異なったものになっているというように説いている...
辻潤 「自分だけの世界」
...――そしてそれが如何にしてスチルネルの力によってその本来の姿に立戻ることが出来たかという全二巻のロオマンスと見做してもよかろう...
辻潤 「自分だけの世界」
...科学は本来の姿のままで...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...本来の姿の科学には...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...本来の姿においての科学を進歩させるべきであろう...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...われわれの次の時代の科学はもっとその本来の姿のものであって欲しい...
中谷宇吉郎 「原子爆弾雑話」
...六三制の本来の姿が...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...陽に照されれば本来の姿を現すと言いますが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...いよいよ本来の姿を明確にしてゆく...
服部之総 「新撰組」
...金五郎とマンとのひたむきな生きかたが人間本来の姿をどこかに止めていたせいであろうか...
火野葦平 「花と龍」
...――それだけが私の本来の姿で...
堀辰雄 「菜穂子」
...その男本来の姿と区別することの困難なようなポーズ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それとも裸形(らぎょう)こそ人間本来の姿なのであろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あらゆる外的感化を脱却した彼本来の姿でもあろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...能の本来の姿を更に目撃せられるでしょう...
柳宗悦 「民藝四十年」
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