...――それからもっとも大きな問題は特別税戸数割で、これは本村では、収入一円につき二銭三厘云々……というような賦課率になっているが、こういう点、もう少し村民の負担を軽くしてやることは出来ないものだろうか、と考えるのだが……」「どういう根拠で君はそんなことを言う...
犬田卯 「瘤」
...なにか本村の所業が地蔵尊の意に適せざることあるためであろうか...
井上円了 「おばけの正体」
...われ箱根山下の湯本村にありて...
大町桂月 「箱根神社祈願の記」
...うしろ七日や二百二十日がひかえとりますからな」本村のほうで料理屋と宿屋をしているマスノの母は...
壺井栄 「二十四の瞳」
...その途中(とちゅう)にある本村の氏神さまへは...
壺井栄 「二十四の瞳」
...石でも投げてあそんどればいい」「本村の子が...
壺井栄 「二十四の瞳」
...」本村町というのは...
豊島与志雄 「白い朝」
...独り市ヶ谷本村町(ほんむらちょう)の貸二階へ引移り...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...「もう本村町(ほんむらちょう)なの...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...本村町で降りると...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...上の様に当時学農社(東京麻布本村町にあった)の津田仙氏が同氏主幹の『農業雑誌』で大いに提燈(ちょうちん)を持ったこの樗は当時は神樹(しんじゅ)と呼んでいた...
牧野富太郎 「植物記」
...上高倉本村の北方に武弓山を隔てて六七里にして持方があり...
柳田國男 「地名の研究」
...毎晩のように田圃越(たんぼご)しの本村(ほんむら)まで聞こえた...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...ここが、宮本村だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...本位田村(ほんいでんむら)の又八か宮本村の武蔵かと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...……宮本村の者だとは申しましたが」「権叔父」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――郷里の宮本村ではかつて本位田又八の母のお杉隠居に計られて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「如何するのだ?」「如何もせんけど……先日(こなひだ)本村(ほんむら)のお春さんが豐後の別府に行つてからそんなに手紙を寄越したから……」と何か切(しき)りに思ひ乍(なが)ら云つて居る...
若山牧水 「姉妹」
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