...ひたすらに老いたる夫の命長かれとのみ願っているのが本心であるなら...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...わしの本心を明(あか)してあげよう」「え! 本心ですって?」「そうじゃ...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...」「して、その内容は?」「先生、本心では、ネヴィルは生きているとお考えですか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...すなわち彼の本心であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...恐らく小夜子の本心ではないでせうよ...
平出修 「計画」
...するとあの離縁状は私の本心でないからつて...
平出修 「二黒の巳」
...――そうでしょう? あの親父さんの本心では...
宮本百合子 「刻々」
...本心ではわれわれの関係が解消されるものでないことをよく承知しながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私の本心ではそんなにまで隠そうとは思っていなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...少なくともそれだけが本心ではない...
山本周五郎 「新潮記」
...はたして民部の本心であるか...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...骨の髄から賭事好(ばくちず)きのお艶の本心であったらしく...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...本心ではありません」「では...
吉川英治 「三国志」
...「今のおことばはご本心ですか」と...
吉川英治 「三国志」
...彼の本心ではありますまい」孔明の言葉は...
吉川英治 「三国志」
...「おそらく直義の本心ではあるまい...
吉川英治 「私本太平記」
...……家風にあわんと云うのはそこじゃ』『旦那様……それは御本心でござりますか』『知れたこと』お陸は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...それが私の本心であった...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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