...しかしかれの本心からでているかどうか...
海野十三 「怪星ガン」
...本心からのものだったのでしょうけれど...
太宰治 「兄たち」
...全く本心からの純粋な驚きの声なのだから...
太宰治 「水仙」
...『あの女はきっと「本心から」それを知らずにいるんだ』と...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...お役に立ちさえすればどんなに嬉しいことかと本心から喜んで...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...この山崎譲の前で本心からそれをいうのか」「無論のこと」「そうなると...
中里介山 「大菩薩峠」
...君が本心からそれを言うならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...本心からあの人を憎んじゃいないのでしょう」「そんなはずがあるものですか...
中里介山 「大菩薩峠」
...父たる君に先立って位に在られたのも皆自分の本心から出たことではない...
中島敦 「盈虚」
...これで、わしも、もう、いつ死んでもええ」村長は、禿げあがった頭をたたいて、本心から、そういった...
火野葦平 「花と龍」
...決して理性を本心からくさしてはいない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしだったら、結局、本心から、毒人参(どくにんじん)ではなしにむしろ治狂草(ヘレボルス)の方を処方したことであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...本心からそう望んでいるのか...
山本周五郎 「さぶ」
...「これはおれの本心から云うことだ...
山本周五郎 「竹柏記」
...わたくしの本心から申さねばなりません...
吉川英治 「三国志」
...もとより玄徳も本心から怒ったのではない...
吉川英治 「三国志」
...男の親切を本心から謝していた...
吉川英治 「私本太平記」
...左馬介はまだ本心から織田家へ復帰もしていなければ...
吉川英治 「新書太閤記」
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