...その有り合わせた材料から神エロヒーム(Elohim)が天と地とを創造した(あるいは、本当の意味では、形成した)のである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...本当の意味での医学が発達するのには...
石原純 「杉田玄白」
...本当の意味の通夜物語(つやものがたり)なのだ...
海野十三 「恐しき通夜」
...自分で本当の意味での初旅をしたのは中学時代の後半...
寺田寅彦 「初旅」
...本当の意味での活きた科学的常識が欠乏しているという事を示すものではあるまいか...
寺田寅彦 「流言蜚語」
...そういう本当の意味での自然科学とは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...本当の意味に於けるファシズムは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...斯会の長老というものは本当の意味ではいない...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...主観は本当の意味に於ける――所謂真理の客観的妥当性というが如きものではない――客観そのものを構成することは出来ない...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...生活は本当の意味で自分のものとなり...
豊島与志雄 「生活について」
...本当の意味で自然に驚嘆する鋭い喜びを知らなくなる虞(おそ)れがなくもない...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...本当の意味での精神労働を毎日三時間やって...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...此何分宜しく頼(たの)むの頼(たの)むは本当の意味の頼(たの)むか...
夏目漱石 「それから」
...そうして前よりも軽く穴が残るんです」「心細いですな」「なに十中八九は癒るにきまってます」「じゃ本当の意味で全癒というと...
夏目漱石 「明暗」
...私の死ぬ本当の意味は分からないわ」「愛している証拠だよ」と...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...「山口屋」という本当の意味の料理屋――これはもっぱら町の旦那(だんな)方用であるが...
山本周五郎 「青べか物語」
...このような歌のウラに隠してある本当の意味はおわかりにならなかったでしょう...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...本当の意味で胆の据(すわ)った人も...
和辻哲郎 「地異印象記」
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