...印度(インド)人マティラム・ミスラと日本字で書いた...
芥川龍之介 「魔術」
...日本字で書いてあった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...日本字が書きつけてあった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...和名抄には本字は(さけ)俗(ぞく)に鮭(さけ)の字を用ふるは非(ひ)也といへり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...さて此者が工風とてはじめて煉羊羹(ねりやうかん)と名づけてうりけるに(羊羹(やうかん)本字は羊肝(やうかん)なる事芸苑日鈔(げいゑんにつせう)にいへり)喜太郎がねりやうかんとて人々めづらしがりてもてはやしぬ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...本字なりとするも...
高木敏雄 「比較神話学」
...が、本字を一字も使わずに、片仮名だけで書くということが、外国語を使うよりも、どんなにムズカシクテ、はかの行かないものであるかということは、先生もよくおわかりでしょう? 二、三字書くと、本字が出て、慌てて消し、また三、四行続けると、本字や平仮名が出てその部分を消し、消しては書き、消しては書きして真っ黒になって、仕方がありませんから清書して出すのですが、これでは到底詳しい事情や、こまかい意思なぞの現わせるものではありません...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...そこの一番地に「日本美術」と日本字の看板が下っていた...
谷譲次 「踊る地平線」
...日本字は勿論蘭字も讀めない...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...然し苦しめられただけに自分は封筒の上書きだけ日本字で書かれた令孃の返書に接した瞬間の喜びは...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...日本字の読めることは...
中谷宇吉郎 「日本のこころ」
...本字が三つぢや手の付けやうがない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして枯れた蔦のからんだその表札には下手な日本字で「マリ・マラレ」と横に書かれてあつた...
堀辰雄 「春淺き日に」
...これはまたいかにもお粗末な日本字で「氷ト花アリ」と小さく書いてあるのまで眼に入れると...
堀辰雄 「匈奴の森など」
...日本字で『印章速応』と書いた厚紙の看板を柵にぶらさげ...
宮地嘉六 「老残」
......
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その地名を本字に当て嵌(は)めるのが容易ではありませんでした...
柳宗悦 「民藝四十年」
......
柳田國男 「地名の研究」
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