...和名抄には本字は(さけ)俗(ぞく)に鮭(さけ)の字を用ふるは非(ひ)也といへり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...字彙(じゐ)には(せい)は※(せい)の本字にて魚臭(なまぐさし)といふ字也といへり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...さて此者が工風とてはじめて煉羊羹(ねりやうかん)と名づけてうりけるに(羊羹(やうかん)本字は羊肝(やうかん)なる事芸苑日鈔(げいゑんにつせう)にいへり)喜太郎がねりやうかんとて人々めづらしがりてもてはやしぬ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...今度は日本字で……)と思いついた時...
高見順 「如何なる星の下に」
...そこの一番地に「日本美術」と日本字の看板が下っていた...
谷譲次 「踊る地平線」
...日本字は勿論蘭字も讀めない...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...町人共と夷人直に引合致さざるため日本字値段之脇之蘭字をも認めさせ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...本字が多くは誤脱して...
内藤湖南 「支那目録學」
...然し苦しめられただけに自分は封筒の上書きだけ日本字で書かれた令孃の返書に接した瞬間の喜びは...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...日本字の読み書きも習いはじめて...
中谷宇吉郎 「日本のこころ」
...日本字の読めることは...
中谷宇吉郎 「日本のこころ」
...親分」「本字は堂宮で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日本字の読めないヘルンは...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...寺島良安(てらじまりょうあん)の『倭漢三才図会(わかんさんさいずえ)』にも椿を倭字(日本字)だと書いてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...日本字で『印章速応』と書いた厚紙の看板を柵にぶらさげ...
宮地嘉六 「老残」
...常陸東茨城郡圷村(右岸)下野那須郡下江川村大字藤田字阿久津(支流荒川左岸)同 同 両郷村大字木佐美字阿久津(支流左岸)同 同蘆野(あしの)町大字豊原字塩阿久津(支流黒川左岸)同 同 那須村大字湯本字阿久戸(本流左岸)同 同 高林村大字板室(いたむろ)字阿久戸(同上)上流二所の阿久戸は海面よりはるかに高くかつ砂地であるらしいから...
柳田國男 「地名の研究」
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柳田國男 「地名の研究」
...読み難(にく)い仮名を本字に、本字を仮名に、天爾遠波(てにをは)の落ちたのを直し補った程度のものに過ぎない)片面鬼三郎(かたつらおにさぶらう)自伝われ生まれて神仏を信ぜず...
夢野久作 「白くれない」
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