...特に戦争の本場の西洋の歴史で考えて見ようと思います(六四頁の付表第一参照)...
石原莞爾 「最終戦争論」
...仏蘭西式の本場の庖丁加減よりも...
薄田泣菫 「茶話」
...秋田地方がむしろ本場のやうである...
太宰治 「津軽」
...本場のお百姓さんですから...
土田耕平 「柿」
...江戸はお留守で上方が本場のような時勢になっているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...本場のお座附をわたし...
中里介山 「大菩薩峠」
...本場の江戸っ子に...
中里介山 「大菩薩峠」
...何度も云ふやうだが詩人がその先人のお手本――茲では必竟本場のお手本といふことになるが――を...
中原中也 「詩と其の伝統」
...その本場の批評家のいうところと私の考(かんがえ)と矛盾(むじゅん)してはどうも普通(ふつう)の場合気が引ける事になる...
夏目漱石 「私の個人主義」
...」は底本ではなし]それに甚だをかしい告白だが本場の北京...
南部修太郎 「阿片の味」
...」は底本ではなし]或は本場のには日本では使へないやうな何か特別な材料でも使つてあるのかも知れないが...
南部修太郎 「阿片の味」
...それに下着には本場のレエスがついているのですよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...本場のフランス料理ってものを...
古川緑波 「想い出」
...ふと知った本場の味――さてそれからといふものは...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...本場のにはどうしても劣る...
柳宗悦 「思い出す職人」
...宝積寺の本場の堅炭だ」万三郎はやけにどなる...
山本周五郎 「風流太平記」
...本場のシナに遊んで本格の大家となったが...
山本笑月 「明治世相百話」
...河豚の本場のようにいわれだしたのは...
吉川英治 「河豚」
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