...特に戦争の本場の西洋の歴史で考えて見ようと思います(六四頁の付表第一参照)...
石原莞爾 「最終戦争論」
...殊に林檎や梨は本場の一粒選(よ)りださうです...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一四年一一月号)」
...仏蘭西式の本場の板前よりも...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...秋田地方がむしろ本場のやうである...
太宰治 「津軽」
...うんと本場の酒を飲んで置こうと云うところだ...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...本場のお百姓さんですから...
土田耕平 「柿」
...多分本場のその幅十間...
中里介山 「大菩薩峠」
...本場の支那をひっくるめての古今独歩だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...本場の江戸っ子に...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにはその本場の作品を...
中原中也 「詩と其の伝統」
...本場のとはどこか違つた感じがする...
南部修太郎 「阿片の味」
...本場の浅黄裏(あさぎうら)の拵(こしら)えで編笠茶屋のあたりをウロウロして居ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...本場のフランス料理ってものを...
古川緑波 「想い出」
...)――とにかく本場の佛蘭西人さへプルウストには手古摺つてゐるらしいので大いに僕も意を強くする...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...とルネッサンス本場のイタリーから書いてよこして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかしまだその味は本場の上等に及びませんが追々種類を改良したらば本場の上等が出来ましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...河豚の本場のようにいわれだしたのは...
吉川英治 「河豚」
...一向一揆の本場の加賀へ行ってしまった...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
便利!手書き漢字入力検索