...特に戦争の本場の西洋の歴史で考えて見ようと思います(六四頁の付表第一参照)...
石原莞爾 「最終戦争論」
...本場の女性のデリカシイと云ふ事が其の意味を取りちがへられて...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...殊に林檎や梨は本場の一粒選(よ)りださうです...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一四年一一月号)」
...おそらく本場のカムチャッカにおいても...
海野十三 「海底大陸」
...初めは本場の印度から取り寄せて見たが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...それほど力を尽された本場のシナには漢訳の一切経が一版も完全には存していないといってよい...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...本場の奈良で詮議(せんぎ)してもらったら...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...江戸はお留守で上方が本場のような時勢になっているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...その本場の江戸ッ児が思いがけなくこう言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...何度も云ふやうだが詩人がその先人のお手本――茲では必竟本場のお手本といふことになるが――を...
中原中也 「詩と其の伝統」
...鰊の本場の北海道の方の中にも...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...本場のとはどこか違つた感じがする...
南部修太郎 「阿片の味」
...本場の淺黄裏(あさぎうら)の拵(こしら)へで編笠茶屋のあたりをウロウロして居ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ふと知った本場の味――さてそれからといふものは...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...言葉は本場の英語...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...本場のにはどうしても劣る...
柳宗悦 「思い出す職人」
...本場のコロンボへ着けば...
横光利一 「欧洲紀行」
...一向一揆の本場の加賀へ行ってしまった...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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