...何卒末長く白ツぱくれない樣に……』『印度の炭山の旦那は酷い...
石川啄木 「菊池君」
...この小壺を末長く御自分のものにして持つていただくには...
薄田泣菫 「小壺狩」
...何卒(どうぞ)末長くね...
谷崎潤一郎 「幇間」
...はたまた塹濠と其上高き壘壁はアカイア勢を末長く守るに耐へず――壘壁は高くも立ちて其めぐり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...命を的の敵討などはやめにして……お前と一緒に末長く暮そうか」「それは...
中里介山 「大菩薩峠」
...末長くあなた様の御家来になって忠義を尽して往生すれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...末長く見て貰うはずでしたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...末長く見て貰ふ筈でしたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...末長くお秀の世話を見てやる気になるかも知れず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...末長くお秀の世話を見てやる氣になるかも知れず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...末長く来て下さいよ...
広津柳浪 「今戸心中」
...二人とも行末長く私の友達として苦楽を共にするに適はしい人物である――左う云ふ意味の好意なのだ...
牧野信一 「バラルダ物語」
...やがて老王がなくなった後は王位を即ぎ国に居る父母をまねき末長く楽しく暮しました...
槇村浩 「おどり子の出世」
...行末長く同じ繁昌がつづくとも限らぬ――いや...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...恩賞はもちろん末長く功臣として重用するであろうと約した...
吉川英治 「三国志」
...どうか末長く連れ添うてやってください」こう聞くと...
吉川英治 「私本太平記」
...そなたを末長く契(ちぎ)る妻とは思い得なかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...末長く師となって...
吉川英治 「新・水滸伝」
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