...これに数箇月を費した末に...
石原純 「トーマス・エディソン」
...日光のありがたさを味解する人は一本のマッチでも粗末にはしない...
種田山頭火 「物を大切にする心」
...文典の巻末にある作文や翻訳の例題と同格な応用数学的論文もなくはない...
寺田寅彦 「数学と語学」
...その哄笑を野末に吹き払ってしまうけれど...
豊島与志雄 「真夏の幻影」
...卅九年の歳末には赤十字病院へ入る事になった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...私の方から何とも云はないでも印税はちやんと計算して本が出たその月の末には必ず支払をしてくれました...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...場末につづく貧しい家の板屋根に...
永井荷風 「すみだ川」
...汚したり粗末に扱ったりしてはならない...
永井隆 「ロザリオの鎖」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...その頃東京の場末に殖(ふ)えつつあつた小さい見すぼらしいマッチ箱みたいな人家を建てさせないために買ひ取つたものだといふことであつた...
野上豐一郎 「桂離宮」
...金の馬鹿野郎を粗末にしてやれ』と思って...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...そいつはいよいよ図に乗るという始末になってきたのです...
森下雨村 「五階の窓」
...月末には無心を欠かさないようになった...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...段々物が粗末になってきました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...同門の一族協議の末に...
吉川英治 「剣難女難」
...わたしを粗末になんぞなさると罰(ばち)があたりますよ」近所も近所...
吉川英治 「新・水滸伝」
...同じその年十一月末に...
吉川英治 「平の将門」
...かくて十五世紀の末にはパオロ・トスカネリ(1397―1482)...
和辻哲郎 「鎖国」
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