...二 僕の神経衰弱の最も甚(はなはだ)しかりしは大正十年の年末なり...
芥川龍之介 「病中雑記」
...その四角なる雪を脊負(せお)ひあるひは担持(になひもち)にするなど暖国(だんこく)の雪とは大に異(ことな)り、雪に枝(えだ)を折れじと杉丸太をそへてしばりからげおきたる庭樹(にはき)なども、解(とき)ほどけばさすがに梅は雪の中に莟(つぼみ)をふくみて春待かほなり、これ春の末なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...同じく平家の行末なり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...主義綱領は末なり勢力の統一は本なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...主義綱領は末なり勢力の統一は本なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一柳亭種彦(りゅうていたねひこ)『田舎源氏(いなかげんじ)』の稿を起せしは文政(ぶんせい)の末なり...
永井荷風 「一夕」
...一は其冐頭にして二は其結末なり...
長塚節 「寫生斷片」
...ヘボッチョ瓜類の末なりの小さなものを...
柳田國男 「食料名彙」
...ヘボッチョ瓜類の末なりの小さなものを...
柳田國男 「食料名彙」
...六八土淵村には安倍氏という家ありて貞任が末なりという...
柳田国男 「遠野物語」
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