...突きおとされた豆腐屋の末っ子は落下しながら細長い両脚で家鴨(あひる)のように三度ゆるく空気を掻くようにうごかして...
太宰治 「ロマネスク」
...末っ子の由太のためにたのまれた王様クレヨンを買った...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...幸い男女取交ぜて八番目の末っ子で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...理解できない「末っ子」の死を前にして...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...そういう暗いものからの反撥が作用していると思うね」下宿している家の主婦の末っ子が...
「海流」
...柳沢の金太郎はわしの末っ子で...
三好十郎 「樹氷」
...その末っ子をつれて実家の柳田へ帰ってきた...
柳田国男 「故郷七十年」
...連れ帰った末っ子が死んでからは...
柳田国男 「故郷七十年」
...長男が十一で末っ子が二歳...
山本周五郎 「季節のない街」
...末っ子だからあれですけれども...
山本周五郎 「末っ子」
...末っ子だからあまやかしてはいけないと思って...
山本周五郎 「末っ子」
...やっぱり末っ子なので...
山本周五郎 「末っ子」
...「あいつは末っ子のあまったれで...
山本周五郎 「末っ子」
...「貴方がたにはまだ末っ子のあまったれとみえるのだろうが...
山本周五郎 「末っ子」
...私は末っ子で三文安いかもしれないが...
山本周五郎 「末っ子」
...三つになる末っ子のお芳は...
山本周五郎 「ちゃん」
...「あの千鶴子さんはね、末っ子で、親からも兄弟からも可愛がられすぎるんだよ...
横光利一 「旅愁」
...こういう愛称で末っ子を呼んでいた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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