...八雲ののこした藏書を始末したいから...
會津八一 「綜合大學の圖書」
...政治家が粗末な下宿にいて悪いという法があるか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それはもう彼の末期に近い頃で...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...もう収穫時だのに例のおそろしい震えの発作のためにこの始末なのであった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...このような始末であった...
太宰治 「服装に就いて」
...いつであったか四月の末のあたたかい日に壬生(みぶ)狂言を見に行ったとき...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...末勢の徳川を圧迫する...
中里介山 「大菩薩峠」
...念入に粗末なもので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...足袋の始末をしなかつたのが手ぬかりだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...老人獨りで始末したところに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この姉妹は幕末の外国奉行新見豊前守(にいみぶぜんのかみ)の遺児だという...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...一万石の支藩清末領に属したから宗藩政庁を相手とする雲浜貿易とは直接関係がなかった...
服部之総 「志士と経済」
...お前は消えていなくなっているという始末だ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...あわれな終末をつくりだした二人の境界を説明しておかなくてはならない...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...何だろう、この夏の私のようなのかしらと思ったら、考えた末、白い雪の反射をうけすぎていると判断しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...末子が跡目(あとめ)を継いだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...身を弁(わきま)えぬほど始末のわるい者はないの...
吉川英治 「剣の四君子」
...都の比叡山延暦寺の有力な末寺であり...
吉川英治 「私本太平記」
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