...屋敷の中の道路の末端で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私はもうすべての始末をつけてしまひました...
伊藤野枝 「遺書の一部より」
...」考えた末、そんなことを言ってみた...
太宰治 「火の鳥」
...東京場末の飯屋(めしや)に寄る者もあるが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...末の二州は河の南とか漢の南とかいふ書き方でなく...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...足利(あしかが)の末の時代でもございましたろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...余は時として非常に粗末な宿屋へ泊る事があるのであるが...
長塚節 「旅行に就いて」
...語の中間または末尾の音でiまたはu音になったものがあり...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...わたしの視(み)ている刹那(せつな)刹那がすべてのものの終末かとおもうと...
原民喜 「鎮魂歌」
...粗末な服装のなかに渦巻いてゐる...
原民喜 「火の子供」
...ディカーニカとはつい目と鼻のあひだにあつたその村の往還をすたすたと足ばやに歩いてゐるといふ始末なのぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...その枝は萼片の上に倚り添うて葯を覆いその末端に二裂片があってその外方基部の処に柱頭がある...
牧野富太郎 「植物記」
...八月末に一寸かえって十月までいるとか何とかまだ不定です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...本末顛倒したようなことがあれば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(ルクレティウス)我々の世界は近頃もう一つの世界を発見した(誰にこれが世界の一番末の弟であると断言できよう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...末常氏と太宰さん泊る...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...透谷等の所謂『形而下派』にては無論蘇峰先生が総大将にして僕等は蘇峰門下の末輩に過ぎざりき...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...それが途中三度も下りて休憩という始末...
山本笑月 「明治世相百話」
便利!手書き漢字入力検索