...幕末の芸人や文人の間に知己の数が多かつた...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...この頃体は善(い)いのかい?」「不相変薬ばかり嚥んでいる始末だ」「僕もこの頃は不眠症だがね」「僕も?――どうして君は『僕も』と言うのだ?」「だって君も不眠症だって言うじゃないか? 不眠症は危険だぜ...
芥川竜之介 「歯車」
...結末(フィニス)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...末のはしためが一人...
中里介山 「大菩薩峠」
...時候は五月の末、三日前から降り続いている雨は、若い夏の風物を洗って、窓の外は容々と煙(けむ)るような景色でしたが、若いお染と向い合って、膝と膝とを摺り合せた車の中の情緒は、まことにホカホカと五体を環(めぐ)る血潮の温か味を感ずるような心持でした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...主(しゆう)の物とて粗末に思ふたら罸(ばち)が当るぞえと明け暮れの談義...
樋口一葉 「大つごもり」
...六月の名古屋のこと、三益の始末から、七月東宝のこと、いろ/\と話がはづむ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それはちょうど昆虫の頭のところへ出て来ている花柱の末端(まったん)の柱頭(ちゅうとう)へつける...
牧野富太郎 「植物知識」
...いまこの断末魔の崖淵に佇って...
正岡容 「圓朝花火」
...なお巻末に十五の新題を提出したが...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...もちろんその話がいかに粗末なものであったとしても...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...植学名の末の人名を省略した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...長者は神を粗末にした罰で...
柳田国男 「年中行事覚書」
...傷害事件の内容は闇の中で始末された物のように...
山本周五郎 「季節のない街」
...大三郎がどんなにか末遂げぬ者にみえたのでしょう...
山本周五郎 「日本婦道記」
...諫(いさ)めるものは同罪だぞ」と、いう始末...
吉川英治 「三国志」
...ここの末院宝泉院の雪岑(せっしん)でおざる...
吉川英治 「新書太閤記」
...(三〇・一一・六)*壇ノ浦の顛末(てんまつ)はこの回でやっと終わった...
吉川英治 「随筆 新平家」
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