...徳川氏之末造...
秋月種樹 「南洲手抄言志録」
...もう一つは又不幸にも英吉利は丁度前世紀末の文芸的中心にならなかつた為に自然と英吉利文芸を等閑に附し易いことである...
芥川龍之介 「平田先生の翻訳」
...どう始末(しまつ)しておいたかしら」X号は記憶を一生けんめいによびおこしてみた...
海野十三 「超人間X号」
...貴方がちゃんと始末をつけておいて下すったら...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...………末っ児に生れて一番不仕合せに育ったせいか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...筥の始末をする召使の出て来るのを待っていると...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...オリジナルは児童用の粗末な藁紙(わらがみ)ノートブックに当時丸善(まるぜん)で売っていた舶来の青黒インキで書いたものだそうであるが...
寺田寅彦 「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」
...こういう技術の悲観説と終末思想とに反して...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...しかしフォーシュルヴァンは早く事件の結末ばかりを急いでいて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今は継母と末弟彦之助と父と私とのみになったのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この人物に、お前が、薫陶されたなら、この末、よし、お由羅の陰謀が、成就しようとも、十分、久光を守立てて、天下に号令のできる人間になれるであろう...
直木三十五 「南国太平記」
...かたじけなくも清和天皇の御末...
中里介山 「大菩薩峠」
...天保の大飢鐘の始末も...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...おまけに亀裂が入っている始末――一言にしていえば...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...湖の奥に虹立ちその末に遠山靡く朝朗かな大正十五年五月日光に遊ばれた時の作...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...錦橋と其末裔との事には許多(きよた)の疑問がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...だいいち、馬は血統書ひとつで國際的評價さへもつが、人間のは、桓武の末流も、清和源氏のながれも、古本一册にも値しない...
吉川英治 「折々の記」
...昔臣連の大貴族として勢力を持ったものの末裔(まつえい)が...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??