...未通女(おぼこ)らしくさらにまっ赤(か)になってその場をはずしてしまった...
有島武郎 「或る女」
...頸窪(うなくぼ)のところのまるで見えるように頭髪(かみ)を掻きあげて廂(ひさし)を大きく取った未通女(おぼっこ)い束髪に結ったのがあどけなさそうなお宮の顔によく映っている...
近松秋江 「うつり香」
...未通女(おぼこ)だと申したなら...
直木三十五 「南国太平記」
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樋口一葉 「別れ霜」
...だから英仏語ともに未通女(おとめ)の後見として...
南方熊楠 「十二支考」
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横瀬夜雨 「花守」
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