...未知の人に絶対に馴染まずという章句に連接しているかのごとくに見せかけている欺瞞でありまして...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...これから我々の訪れようとしている未知の都会に住む住民のいかなる人たちなるかに...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...未知の新大陸が発見せられたことによって...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...未知の文字を点に置き換えてみると...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...それは甚だ多くの未知のものを吾々に約束しているように見える...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...未知の客を区別しない事...
直木三十五 「大阪を歩く」
...船長ディールとは私には全く未知の人である...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...未知の領域の征服ということにかかってきた...
久生十蘭 「南極記」
...南方の海に未知の大陸が存在するという伝説があった...
久生十蘭 「南極記」
...未知のヒマラヤの高原を空想し...
正宗白鳥 「軽井沢にて」
...そして院長が私を此の室へ寝るようにさせたのは矢張り未知の目的の為めであった事も察せられた...
松永延造 「職工と微笑」
...『未知の苦悩に逃れるよりは今の苦悩を堪え忍ぶ』ということになるのも...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...すると演奏が終って、それまでこみあった流れを成して、あっちこっちへ波打っていた群衆が、散りはじめた時、あの未知の男は、例のごとくなんだかぼうっとしたように微笑しながら、僕のそばの空いた卓に座を占めた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幻滅」
...関が奈良で見たという未知の算書ははたして何ものであろう...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...故に未知の印度算書が漢訳されて関孝和に伝わらなかったとはいわれぬ...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...他の三人はわたくしのためには未知の人である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それだけ未知の境界へでも踏み込んで行くやうな好奇心が湧かずに居られなかつた...
吉江喬松 「山岳美觀」
...未知のエネルギー原理に基づく複雑な装置を用いて名もなき敵と死闘を繰り広げた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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