...未知の人から弁当の差入れのあったことなどもその一端である...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...これほど議論の多い「都会的交渉」をその未知の女と持つことになったのですから...
谷譲次 「踊る地平線」
...これも未知の問題である...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...やはり未知のままでいるほうがよいと思っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼の運命は未知の世界にふみ込まんとしていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...新しい未知の環境の中に己(おのれ)を投出して...
中島敦 「環礁」
...むしろ全く新しい未知の分野を開拓しようとする科学者が...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...それで自分は自分と同階級に属する未知の女に対するごとく...
夏目漱石 「行人」
...一方未知の芸術家達は...
野村胡堂 「楽聖物語」
...全ての性質が未知の実体に依存する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...未知の記号のかわりに...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...他の迷える幽霊とともに未知の世界を侵略しているようにも見える...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...私はいつも未知のものに対して憧れてきた...
三木清 「読書遍歴」
...何時の間にか閑枝の心に描かれた未知の手紙の男は...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...未知の一青年から私信を受け取つた...
吉川英治 「折々の記」
...私は自分の身体を以て他の未知の存在と共に移動し...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...未知の世界への突入によってインドへの水路が開かれた途端に...
和辻哲郎 「鎖国」
...未知の世界への探求心や視圏拡大の要求はもはや存しなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??