...我々は隣室で話す未知の人の声を聞いてほぼどの程度の教養の人かを察することができる...
伊丹万作 「顔の美について」
...これほど議論の多い「都会的交渉」をその未知の女と持つことになったのですから...
谷譲次 「踊る地平線」
...未知の文字を点に置き換えてみると...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...彼等にとって甚だファミリヤーでない未知の社会活動をすることに...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...前途に未知の荒波を持つことを私の勇気としよう...
豊島与志雄 「画舫」
...未知の者と相並ぶ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...やはり未知のままでいるほうがよいと思っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...思いもつかない未知の力が自分のうちから迸り出るのを見て...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あたかも未知の噴火口が自分のうちに形成されつつあるかのように思われるのだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...未知の山水を發見して具體的に世間に紹介することの手柄であることを喜んだ...
長塚節 「教師」
...また未知の世界に怖ろしい探究を企てた相棒であったこともほんとうです...
西尾正 「墓場」
...自然主義小説家は、如何なるものにも観察と実験とを用ふるが、理想主義小説家は分析することのできない神秘力をみとめ、未知の中に、法則の外に安住しようとする...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...三十一歳になつた私がいよ/\その未知の国に向つて出発するといふまでのおそろしく長い物語を計画したんだ...
牧野信一 「蔭ひなた」
...未知の方々から却って非常なる同情を寄せられたことです...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...新たに未知の分野を拓くもので無ければならない...
柳田國男 「書物を愛する道」
...未知の手紙の男の姿がはっきりと...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...第二の変容の前に我が家に設置されていたような未知の装置に関する...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...この未知の大陸への関心は一般に高まって来た...
和辻哲郎 「鎖国」
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