...何マイルもひろがっている「未知の国」をはるかに見わたし...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「わたくし自身について」
...未知の前に跪く敬虔と...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...地方の同志らしい未知の人からの...
大杉栄 「日本脱出記」
...意外にも未知の同好者がこうたくさん集合しているので...
谷譲次 「踊る地平線」
...ここに未知の大きな世界の暗示がある...
寺田寅彦 「自由画稿」
...一体将来に対する未知の可能性を多分に蔵している溌剌とした少年に...
戸坂潤 「社会時評」
...まだ未知の闇に包まれております...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...自分の罪を未知の人間に転嫁させようという目的のトリックなのですね...
久生十蘭 「金狼」
...彼女はその未知の青年に一種の好意に近いものを感じた...
堀辰雄 「菜穂子」
...闇が絶えず増大させる未知の擴がりを與へるやうにと...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「窓」
...」酔い痴れた未知の人は...
松永延造 「職工と微笑」
...『未知の苦悩に逃れるよりは今の苦悩を堪え忍ぶ』ということになるのも...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...故に未知の印度算書が漢訳されて関孝和に伝わらなかったとはいわれぬ...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...これを取巻いて今はまだ茫漠(ぼうばく)たる未知の歴史があるからである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...一種新しい未知の世界に踏み込むような錯覚を感じさせる...
横光利一 「旅愁」
...未知のエネルギー原理に基づく複雑な装置を用いて名もなき敵と死闘を繰り広げた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...駱駝を引き連れアラビアの未知の沙漠に向かって注目を集めた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...それはタッタあれだけの時間の中に寺田に未知の世界を知らせ...
蘭郁二郎 「魔像」
便利!手書き漢字入力検索