...クリスチアンゼンの言った通り『宇宙進化には本性未知のある作用が行われた』と仮定する外はない...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...どうして未知の不愉快な訪問者である私が...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...大気中の未知のあるものに...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...科学者の研究の目的物は自然現象であってその中になんらかの未知の事実を発見し...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...しかし日本とは切っても切れない深い因縁でつながれた未知の国土であるような気もする...
寺田寅彦 「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」
...彼もそれら未知の人々の手紙のあるものに接吻をした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...未知の超現在を探(さぐ)ろうとする詩感に出発していることは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...一五七一年版のオルテリゥスの「全世界図」(これは万暦壬寅に利瑪竇(マテオリッチ)の「坤輿全図」となって日本にも伝えられた)には南回帰線から南極に及ぶ仮想の大陸を描いて未知の南大陸 Terra austraris nondum cognita と命名しているが...
久生十蘭 「南極記」
...キャベェの「イカリ旅行記」もみな南方の未知の国へ理想郷を探しに行くといった趣向になっていたが...
久生十蘭 「南極記」
...彼女はゲィツヘッドへ彼女を連れ戻す車に會ふ爲めにローウッドフェルの頂きを指(さ)して行き私はミルコオトの未知の環境に於ける新しい任務と...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...未知の作者のものとして...
牧野信一 「〔小林秀雄氏への公開状〕」
...學生時代に書いたもののうちから鈴木に選ばれた「爪」といふ小篇が載つたのを偶然にも未知の島崎藤村先生に御手紙で讃められ「新小説」の新進作家號に紹介された...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...けっきょくその未知の臣下から...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かかる類型に關する體系的知識によって未知の事件の構造を理解しようとする...
矢田部達郎 「心理學」
...米国ミズリー大学のブリウスタアという未知の人から面白い手紙の問合せを受けた...
柳田国男 「こども風土記」
...自動車のガラスに形を現わした未知の男の顔は...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...我々は科学への激しい情熱とこれら神秘的な山脈の彼方にある未知の領域の驚異への探究心を十二分に維持していた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...それはタッタあれだけの時間の中に寺田に未知の世界を知らせ...
蘭郁二郎 「魔像」
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