...――彼は未だにありありとこの朝の百本杭を覚えてゐる...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...未だに心残りである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...未だに一冊物になつても出ず...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...三人は未だに、博士の研究室に監禁せられている...
海野十三 「キド効果」
...未だにその正体を拝んだことがないので...
大杉栄 「獄中消息」
...未だに忘れることができぬ...
橘外男 「雷嫌いの話」
...あの方面だけは未だに減水の兆候がなく...
谷崎潤一郎 「細雪」
...未だに好きな人と一緒になることも出来ずにいるのに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...未だに織りこまれている...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...依然として未だに拓かれざる地帯が残されているのである...
中谷宇吉郎 「異魚」
...どんな哲学者によっても未だに解明されてはいない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...育て親である筈のおかくにしてからが未だに...
牧野信一 「月あかり」
...未だに彼はマガレツトの後を追ひまはしてゐる様子ですが...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...澁澤には未だに何人妾があるとか...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...新劇の大部分が赤一色に塗りつぶされていた頃新劇をいくつか見たことがあって未だに新劇団というものが...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...わたくしは不幸にして未だに中宮寺をおとなう折にはめぐまれぬけれども...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...未だに疑わざるを得ないのだ...
横光利一 「夢もろもろ」
...うちの旦那が未だに帰ってござっしゃらねえなんてさ』――といった調子で...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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