...木槌で釘を打つ。...
...木槌で紙パックを叩けば中の空気が抜ける...
...木槌を用いた音楽演奏をする...
...大工さんは木槌を使って木材を割った...
...木槌を振り上げて打つときの、空気の音が好きだ...
...座長(木槌(きづち)を叩きて)「諸君...
海野十三 「諜報中継局」
...ガサガサと藁のすれ合う音、木槌の音、陰気な絶え間のない雨垂れ……...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...椅子に腰かけている両足の蹠(うら)を下から木槌(きづち)で急速に乱打するように感じた...
寺田寅彦 「震災日記より」
...手ぬぐい地の肌着(はだぎ)から黒い胸毛を現わしてたくましい腕に木槌(こづち)をふるうている...
寺田寅彦 「花物語」
...小さな木槌を添えておいた...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...十四世紀の木槌暴徒(きづちぼうと)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...女は更に土間へおりて新しい草鞋の紐を通して小さな木槌で其草鞋をとん/\と叩いて呉れた...
長塚節 「佐渡が島」
...最初に歯を木片と木槌で叩きそれから手指で抜いた...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...木槌(こづち)を取つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...時折トントンと小さい木槌(きづち)の音をたてるばかりだった...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...ベッタリと髪を貼りつけた木槌(さいづち)頭を聳やかしながら...
久生十蘭 「金狼」
...彼は木槌(きづち)をふりあげて棟木をうちおさめた...
本庄陸男 「石狩川」
...倉の木槌(さいづち)型の頭は虎斑で...
牧野信一 「創作生活にて」
...かんぷりとはその木槌(さいづち)あたまに付けられた仇名で...
山本周五郎 「青べか物語」
...かんぷりとはその木槌(さいづち)あたまに付けられた仇名(あだな)で...
山本周五郎 「青べか物語」
...一駅前の寛城子駅まで長春の赤木槌右衛門氏がわざわざ出迎へられた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...「鑿(のみ)と木槌(きづち)をよこせ」と...
吉川英治 「三国志」
...砧(きぬた)の木槌(きづち)を下へおくと女房はぷいと起って筵(むしろ)の上へあがった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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