...――沢木梢氏(さはきこずゑし)に――おれの家(うち)の二階の窓は...
芥川龍之介 「窓」
...木梢(こずゑ)と蔦蘿(つたかづら)とのおほひをなしたるところに出でぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...冬の光は冲天に流れて池面は数日来じめじめ淀んでゐるアカホの木は一つ古木ゆゑに杖のやうに気根をたよりその南の枝に烏は一羽 未だ地上に達しない光を貪ってゐる烏は ただ 黙々と村人たちの悲しい迷信の上に不可思議な運命をまじなひ樹下にたじろぐ二人三人の村人は木梢にうそぶく彼の運命の声に胸をおさへてゐるこのアカホの木に烏がなけば...
泉芳朗 「アカホの木」
...沢木梢、井川滋の二子来訪...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...細かい葉をつけた疎らな木梢(こずえ)をもたげている...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...美術評論家では澤木梢氏を數へるばかりで...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...夕日(ゆうひ)木梢(こずえ)に残りて...
森鴎外 「みちの記」
...自分達は澤木梢(せう)さんと其(その)友人の西村さんとに伴(つ)れられて度度(たび/″\)ポツダム・プラアツの角(かど)にあるロステイと云ふ珈琲店(カツフエ)へ行つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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