...「今日の夜は木戸番をしているから、遅くなるよ」...
...「この町には木戸番制度があったんだよ」...
...「お腹が空いたら、木戸番の者に食事を出してもらうんだ」...
...「木戸番の使い方を熟知している人が必要だね」...
...「初めての木戸番で緊張しているけど、頑張れば大丈夫だよ」...
...「どうやら御重役のお微行(しのび)らしい」木戸番が頭取(とうどり)に耳打ちをしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...木戸番も役割とは知らなかったものか、それとも知っていながら面(つら)が憎かったものか、とにかく、市五郎がヌッと懐手で中へ入ろうとするのを押えてしまって、「旦那、お銭(あし)をいただきます、木戸銭をお払い下さいまし」と言ったから市五郎納まらないで、「やい、面(つら)を見て物を言え」ウンと木戸番を睨みつけましたが、木戸番とはいえ、多少江戸ッ児の気風を持っていたものと見え、肝腎(かんじん)の市五郎の面(かお)を見てかえってフフンと笑ってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...折助と遊び人と木戸番と口上言いと出方と弥次馬とが...
中里介山 「大菩薩峠」
...木戸番は怪訝(けげん)な面(かお)をして米友の面を見ていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...なんとも……」木戸番と...
中里介山 「大菩薩峠」
...この力は五人や十人で押した力ぢやねえと木戸番は見物人が押し破つた所を指して呟いた...
長塚節 「撃劍興行」
...翌る日からは木戸番を倍にして...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...疎(まばら)になつて居る客は、元より八五郎の飛んでもない冒險の意味などを知る筈もなく、木戸番のお倉は、委細構はず、素晴しい次高音(アルト)を響かせて、兩國中の客を、鐵片を吸ふ磁石(じしやく)のやうに、此處へ集めて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兩國の小屋の木戸番に迄なり下がりました」「――」「後で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...木戸番の三太の手で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「それっきりか」「あとは木戸番だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二人目は木戸番の傳六...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...木戸番の與三郎が見て居た筈だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「これは親分方」木戸番の与三郎は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...跛足(びつこ)の木戸番が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...木戸番の三太郎に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今夜(こんや)も又(また)木戸番(きどばん)か...
樋口一葉 「にごりえ」
...おれはこんど来た木戸番頭で...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
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