...「今日の夜は木戸番をしているから、遅くなるよ」...
...「この町には木戸番制度があったんだよ」...
...「お腹が空いたら、木戸番の者に食事を出してもらうんだ」...
...「木戸番の使い方を熟知している人が必要だね」...
...「初めての木戸番で緊張しているけど、頑張れば大丈夫だよ」...
...木戸番(きどばん)は声を限りに木戸札を叩いて「ヤレ突けそれ突け八文じゃあ安いものじゃ」と怒鳴っている...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...木戸番の若者は妙な笑い顔で注意を与えた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...あんまりふざけた野郎だ」木戸番と役割とがここで組打ちを始めてしまうと...
中里介山 「大菩薩峠」
...この力は五人や十人で押した力ぢやねえと木戸番は見物人が押し破つた所を指して呟いた...
長塚節 「撃劍興行」
...緑町の藤六の家というのは、一種の合宿所で、太夫元の藤六夫婦を始め、一座のお村、番頭の清次、木戸番の百松、それに、死んだお松が一緒に、小女を使って暮している家でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一流活人形は此方で御座い」木戸番はお倉といふ新造...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大層な木戸番だな」と銭形の平次も少し感に堪えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木戸番の傳六といふ三十男でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次はそれに取り合わずに、「ここには誰と誰が泊っているんだ」「お夢とお鈴のほかには、囃子方のお伝と、六助、木戸番の与三郎、道化役の金太の六人でございますが」「そのお伝、六助、与三郎、金太の四人はどこに居たんだ」「お伝はお勝手のお仕舞、六助は小買物で外に居たそうで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木戸番の与三郎が見ていた筈だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木戸番の半次をたたき起して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昨夜近江屋で殺された木戸番の半次」「あ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...尤も木戸番の半次にさらわせたのは外の人間だ」「姐さんが素直に窓から出たんでしょうか」「一と当て当てられるか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...芝居や軍談が掛かれば木戸番にも雇はれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...木戸番の種吉さ」「へエ」「種吉を縛らないのが不足だといふのか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...木戸番の三太郎と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...木戸番の呼び声を聞くたんび...
正岡容 「寄席」
...木戸番は足の呼び合いに声をからしている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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