...大勢の人間が行き交う木戸口で待ち合わせしよう...
...銀行の木戸口に並んで数十分待たされた...
...この学校の木戸口でアルバイトに応募できるか聞いてみよう...
...会社の木戸口で背広姿の上司が手を振っていた...
...駐車場の入り口の木戸口が故障していて通行できなかった...
...月の劇場の木戸口ぐらいな心得違いをしていた私たちは...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
......
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...木戸口の横に、電気人形(アウトマーテン)に扮した役者が立っていて、人形の身振りをするのが真に迫るので、観客の喝采(かっさい)を博していた...
寺田寅彦 「柿の種」
...町角や木戸口に寒い雨の降る晩数時間立番をしてみたり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その向側の操人形座(あやつりにんぎょうざ)は結城座(ゆうきざ)薩摩座(さつまざ)の二軒ともに早やその木戸口に彩色の絵具さえ生々しい看板と当(あたる)八月(はちがつ)より興業する旨の口上(こうじょう)を掲げていた...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...裏の木戸口がギーッと言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ラ庭の木戸口へ来ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがて墓の前を辞して徐(おもむ)ろに以前入って来た木戸口を出て...
中里介山 「大菩薩峠」
...引廻してあつた幔幕が取り除かれる頃やうやく木戸口はすいて來た...
長塚節 「撃劍興行」
...綾之助は石井氏を木戸口に待ち迎えていて...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...木戸口から前庭のほうへ走りだした...
久生十蘭 「あなたも私も」
...何も古風な招き行燈や木戸口でなくていい...
正岡容 「寄席風流」
...二人は手をつないで木戸口に来たんだ...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...木戸口で立停り、屋内の様子を見廻している)登美 どなた?本田 堀井さんのお宅でしたっけね?登美 はあ……(縁側に手を突いて、丁寧に)どちら様でございましょう?本田 いやあ……(ツカツカ、縁側の方へ)ええと、失礼ですが――...
三好十郎 「好日」
...脱兎の様に木戸口を飛び出して行く韮山を追って消える...
三好十郎 「好日」
...――玄関の脇の木戸口から広縁まで...
山本周五郎 「桑の木物語」
...木戸口にいた二人がこちらへ走って来...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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