...大勢の人間が行き交う木戸口で待ち合わせしよう...
...銀行の木戸口に並んで数十分待たされた...
...この学校の木戸口でアルバイトに応募できるか聞いてみよう...
...会社の木戸口で背広姿の上司が手を振っていた...
...駐車場の入り口の木戸口が故障していて通行できなかった...
...怪物の姿が木戸口の外に消えるまで...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...何かしら不思議な見せ物への木戸口とすれば...
江戸川乱歩 「影男」
...諸戸が曲馬団の木戸口に姿を見せたのは...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...木戸口で木戸番が札を客に渡すと...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そう云えば旧式の芝居小屋は木戸口をくぐった時の空気が妙に肌寒い...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...頬冠(ほおかむり)の人肌寒(はださむ)げに懐手(ふところで)して三々五々河岸通(かしどおり)の格子外(こうしそと)を徘徊(はいかい)する引四時過(ひけよつすぎ)の寂しさか(『絵本江戸土産』巻六)然らずば仲之町(なかのちょう)の木戸口(きどぐち)はあたかも山間の関所(せきしょ)の如く見ゆる早朝の光景(江戸百景の中(うち)廓中東雲(しののめ))なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...木戸口(きどぐち)...
永井荷風 「日和下駄」
...やがて墓の前を辞して徐(おもむ)ろに以前入って来た木戸口を出て...
中里介山 「大菩薩峠」
...前庭の木戸口から人の息せき切った発音があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...木戸口に隠れていたガラッ八...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お通夜に來るのを木戸口で待ち受け...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は下へ降りて木戸口を出てそちらを見た...
三好十郎 「肌の匂い」
...――玄関の脇の木戸口から広縁まで...
山本周五郎 「桑の木物語」
...桜谷を木戸口に倚(よ)りかからせると...
山本周五郎 「へちまの木」
...城外の木戸口を守る者の抜かりから...
吉川英治 「上杉謙信」
...その釜熱の木戸口から...
吉川英治 「江戸三国志」
...本丸の木戸口まで...
吉川英治 「新書太閤記」
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