...大勢の人間が行き交う木戸口で待ち合わせしよう...
...銀行の木戸口に並んで数十分待たされた...
...この学校の木戸口でアルバイトに応募できるか聞いてみよう...
...会社の木戸口で背広姿の上司が手を振っていた...
...駐車場の入り口の木戸口が故障していて通行できなかった...
...七彩の電燈の火山のごとき銀座の木戸口へ飛出した...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...わたしどもは木戸口を入ると...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...木戸口から急ぎ足で出て行く姿を認めたのである...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...先に立つて木戸口をお開けになる...
鈴木三重吉 「桑の実」
...木戸口を潜(くゞ)つて...
薄田泣菫 「茶話」
...木戸口のところで俥を帰して...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...七時半だ、―――と思ふと、彼は誰かに突き飛ばされたやうに腰を浮かしたが、二た足三足行つてから引つ返して来て、まだ大事さうに懐に入れてゐた筍の皮包を取り出すと、それを木戸口や、五味箱の上や、彼方此方へ持つて行つてウロ/\した...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...その下の二つの木戸口には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あたしは木戸口で...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...木戸口の所でまた更に小腰を屈(かが)めて皆それぞれに分袂(わかれ)の挨拶(あいさつ)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...何も古風な招き行燈や木戸口でなくていい...
正岡容 「寄席風流」
...私は下へ降りて木戸口を出てそちらを見た...
三好十郎 「肌の匂い」
...木戸口にいた二人がこちらへ走って来...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...土蔵わきの木戸口から...
吉川英治 「江戸三国志」
...曲独楽(きょくごま)の木戸口へ来る...
吉川英治 「江戸三国志」
...外から木戸口を見つけてはいって来た...
吉川英治 「三国志」
...矢来(やらい)の木戸口(きどぐち)から一散(さん)にそこへかけだしてきて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...木戸口に蝟集(いしゅう)していた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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