...大勢の人間が行き交う木戸口で待ち合わせしよう...
...銀行の木戸口に並んで数十分待たされた...
...この学校の木戸口でアルバイトに応募できるか聞いてみよう...
...会社の木戸口で背広姿の上司が手を振っていた...
...駐車場の入り口の木戸口が故障していて通行できなかった...
...我々は舞台と木戸口は充分検べました...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...木戸口から急ぎ足で出て行く姿を認めたのである...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...彼女は木戸口を這入(はい)りながら...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...お庄は見世物小屋の木戸口へ行って...
徳田秋声 「足迹」
...木戸口をガラリとあけて入って来たのは十四五の少年であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...我も我もと四つ目垣を乗りこして木戸口から庭中に乱れ入る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...久兵衞は木戸口を動かない筈ですし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...町内の角に木戸口があった時分のことでね...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...そのまま、木戸口から、表に出た...
火野葦平 「花と龍」
...木戸口で立停り、屋内の様子を見廻している)登美 どなた?本田 堀井さんのお宅でしたっけね?登美 はあ……(縁側に手を突いて、丁寧に)どちら様でございましょう?本田 いやあ……(ツカツカ、縁側の方へ)ええと、失礼ですが――...
三好十郎 「好日」
...木戸口に二人(やはり忍び装束の)番人が立っていた...
山本周五郎 「風流太平記」
...その長屋の木戸口までいった...
山本周五郎 「へちまの木」
...その釜熱の木戸口から...
吉川英治 「江戸三国志」
...外から木戸口を見つけてはいって来た...
吉川英治 「三国志」
...矢来(やらい)の木戸口(きどぐち)から一散(さん)にそこへかけだしてきて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...木戸口へかかって来たが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...片づいたとみえるな」踏(ふ)み壊(こわ)された木戸口から...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...薔薇園の木戸口に肉体の彫刻的に締った...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
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