「朦」の意味
ぼんやりしている
小説での「朦」の使い方
...といふ朦乎(ぼんやり)した期待が...
石川啄木 「鳥影」
...この時朦朧(もうろう)として...
泉鏡花 「薄紅梅」
...内部は煙が朦々と立罩めた中に焼落ちた材木が重なっていた...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...もうかなり朦朧(もうろう)としてしまったが...
海野十三 「振動魔」
...いっそ死にたい」と極度の疲労のため精神朦朧(もうろう)となり...
太宰治 「竹青」
...二つも朦朧(もうろう)と照らしているのです...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...心気朦朧(もうろう)として...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...それは形のない朦朧たる一種の星雲体のもので...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...朦朧(もうろう)とした谷底を石狩川が唯颯(さあ)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その朦朧(もうろう)たるまなざしに早くも認めたのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...象徴を以て曖昧(あいまい)朦朧とさえ解釈している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...君の朦朧(もうろう)とした必然性は未来をも包んでいる...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...朦朧たる眼でマジマジとその面を瞶めながら...
久生十蘭 「魔都」
...朦朧とした意識を呼びさまされたものか...
火野葦平 「花と龍」
...總てはたゞ朦朧としてゐるだけだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...いかばかり美ならずや! 誰人ぞ朦朧式などゝ云はむ? めでたくも亦いと稀なるわが手腕に我ながら感嘆の声を挙げて止まず――と実はもつと沢山に写して来たのですが斯くの通り記事満載の結果全部を挙げて此処に掲載し得なかつたのはかへす/″\も残念の極み果なし...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...おおかたそれは彼の意識が高熱のために朦朧(もうろう)状態に陥っていたせいであろう...
夢野久作 「木魂」
...はなはだ朦朧たる黒い影で...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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