例文・使い方一覧でみる「朦」の意味


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...その朧(もうろう)と煙(けぶ)った奥に何があるのか見たいと思った...   その朦朧と煙った奥に何があるのか見たいと思ったの読み方
芥川龍之介 「不思議な島」

...あらゆる差別のやうに朧(もうろう)としてゐる...   あらゆる差別のやうに朦朧としてゐるの読み方
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」

...或は大きく乎(ぼんやり)と映り...   或は大きく朦乎と映りの読み方
石川啄木 「赤痢」

...朧(もうろう)として婦人(おんな)あり...   朦朧として婦人ありの読み方
泉鏡花 「活人形」

...迷晦朧として黄昏男と言はれても...   迷晦朦朧として黄昏男と言はれてもの読み方
泉鏡花 「遺稿」

...朧(もうろう)としたる他人の姿が一緒に写っていたことがある...   朦朧としたる他人の姿が一緒に写っていたことがあるの読み方
井上円了 「おばけの正体」

...其朧たる煙の中から...   其朦朧たる煙の中からの読み方
江見水蔭 「硯友社と文士劇」

...その障子に物の影が薄く朧(もうろう)と映っているように見えた...   その障子に物の影が薄く朦朧と映っているように見えたの読み方
田中貢太郎 「黄燈」

...そして脱線しえられるだけ脱線したらしい(意識が朧としてゐたから)...   そして脱線しえられるだけ脱線したらしいの読み方
種田山頭火 「其中日記」

...その物の内容は朧(もうろう)としておったのであります...   その物の内容は朦朧としておったのでありますの読み方
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」

...詩の情趣は「朧の神秘」に存し...   詩の情趣は「朦朧の神秘」に存しの読み方
萩原朔太郎 「詩の原理」

...遙か西の方の空に黒煙が々と立騰つてゐた...   遙か西の方の空に黒煙が朦々と立騰つてゐたの読み方
原民喜 「壊滅の序曲」

...アルルの近郊(プロヴァンス)に近い平坦な野原に朧とたたずむ橄欖(オリーブ)の矮林(わいりん)のそばを轟々(ごうごう)たる疾駆を続けてゆく...   アルルの近郊に近い平坦な野原に朦朧とたたずむ橄欖の矮林のそばを轟々たる疾駆を続けてゆくの読み方
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」

...朧とした向うには淡路島の描かれた書割を置く...   朦朧とした向うには淡路島の描かれた書割を置くの読み方
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」

...々と明るみ渡つた煙りの縞瑪瑙に畳まれた長廊下を――...   朦々と明るみ渡つた煙りの縞瑪瑙に畳まれた長廊下を――の読み方
牧野信一 「酒盗人」

...頭が朧として來て胸が激しく波打ち出すと仰向きになつた...   頭が朦朧として來て胸が激しく波打ち出すと仰向きになつたの読み方
横光利一 「悲しみの代價」

...海は灰色の霧でいかにも朧としてゐた...   海は灰色の霧でいかにも朦朧としてゐたの読み方
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」

...――朧(もうろう)たる眸が...   ――朦朧たる眸がの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

「朦」の読みかた

「朦」の書き方・書き順

いろんなフォントで「朦」

「朦」の英語の意味

「朦なんとか」といえば?  


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