...畳一畳(じょう)がた日のさしこむ茶の間の六畳で二人は朝餉(あさげ)の膳(ぜん)に向かった...
有島武郎 「或る女」
...草を藉(し)きて朝餉(あさげ)たうべて居たり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
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テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...Next morning, after breakfast, the Green Knight wished them good-speed, and away they rode once more. After an hour's riding, they came to a beautiful castle, shining in the morning sunlight, and over the tower there hung fifty shields of different colours, for there was to be a great tournament next day. Now the lord of the castle was looking out of a window, and saw the lady approaching, and Gareth, armed at all points.(譯)翌朝、朝餉を了つて、緑の騎士は兩人が道中の無事を祈り(wished them good-speed)、又もや兩人は騎り出でた...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...朝餉(あさげ)と昼飯とを一度に済ませて...
中里介山 「大菩薩峠」
...勘次(かんじ)は割(わ)つた薪(まき)を草刈籠(くさかりかご)へ入(い)れて竈(かまど)の前(まへ)へ置(お)いて朝餉(あさげ)の膳(ぜん)に向(むか)つて...
長塚節 「土」
...朝餉(あさげ)の一働きに...
原民喜 「永遠のみどり」
...雪二郎が朝餉の仕度をして居りますから...
牧野信一 「バラルダ物語」
...朝餉(あさげ)くはぬ例なれば昼飯待たるるなり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
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三好達治 「測量船」
...隣から朝餉(あさげ)の炊事の煙が舞込んでけぶい...
山本周五郎 「青べか日記」
...共に朝餉(あさげ)でも」「いえ...
吉川英治 「私本太平記」
...今朝の朝餉(あさがれい)は都でのさいごの膳...
吉川英治 「私本太平記」
...あの小僧は今朝どうしておるな」「朝餉(あさげ)をくれ...
吉川英治 「私本太平記」
...このような朝餉のためしは宮中ではなかったであろう...
吉川英治 「私本太平記」
...朝餉(あさげ)をすますと人々は少し眠りをとった...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉の出家は坊主の出家と甚だ意味がちがうからな」これが生還を期せざる戦いに入る前の筵(えん)だろうかと思われるほど賑やかな朝餉(あさげ)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝手元で朝餉(あさげ)の後の水仕事をしている...
吉川英治 「親鸞」
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