...一時は、もうすっかり世間の同情を失い、誰も縁談など持って来ないようになったのかとまで悲観していた彼女にして見れば、たとい望み薄な、アヤフヤなものであったにしても、これを頭から撥(は)ね付けるようなことをしては、又世間の反感を買いはしないか、と云う危惧(きぐ)があった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...新参者共は望み薄で心細いし...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...――そのほうが望み薄ときまると...
吉川英治 「三国志」
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