...朗々とうねりあがってゆき...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...如何にも豊富で朗々としていることを知った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...朗々としたバスの声が響いた...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...提灯をつけて朗々と詩を誦しながら...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...陛下はまだ三十歳位の御年齢でおわしたが勅語は朗々としていかにも確かな御声であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...朗々として読み上げて来たのですけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうぞ頼む――そこで観世太夫が朗々として一曲を試むると...
中里介山 「大菩薩峠」
...始めて朗々と響きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...古来の名歌と一列に朗々として誦すべきものの一つであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...唯高声に或は低声に朗々と吟じ去り吟じ来つて日本語の美を味はへばそれが一番よいことであつて...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...唯朗々と読み上げて一関の感動を覚えればそれでよいのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...此を朗々と誦ぶとき...
正岡容 「大正東京錦絵」
...「本大臣は本日ここに諸君に見(まみ)ゆる光栄を有する事を喜ぶ」とか何とか音吐朗々とやっております...
夢野久作 「鼻の表現」
...朗々として政治を併呑しなければならない...
横光利一 「黙示のページ」
...音吐(おんど)も朗々と聞えた...
吉川英治 「三国志」
...そして、いよいよ朗々と、声に汗をすら思わせてゆくうち、……将(マサ)ニ、コノ義戦ニ神モ霊威ヲ耀(カガヤ)カシ給ハバ神光、剣ニ代ツテ一戦ニ勝ツコトヲ得ンシカモ丹精(タンセイ)ハ誠ニアリ誤(アヤマ)ル莫(ナカ)ラン元弘三年五月七日源朝臣高氏(ミナモトノアソンタカウヂ)敬白と、特にわが名へ初めて、朝臣(あそん)と名のりかぶせて、読み終るとすぐ、「筆を」と、弟の直義から筆をうけとっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...音吐朗々と経書を読む声がするんです...
吉川英治 「小説のタネ」
...朗々と謡いながら...
吉川英治 「茶漬三略」
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