...朗々とうねりあがってゆき...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...如何にも豊富で朗々としていることを知った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...半ば本能的にこう感じていない人がどれだけいるだろうか? 再び一般人が韻文を朗々と読み上げるようにならない限り...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「詩とマイクロホン」
...朗々と繰り返した...
太宰治 「十二月八日」
...提灯をつけて朗々と詩を誦しながら...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...「もう手遅れです」甘く朗々とした鐘の音が...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...朗々と歌い出したことがある...
野村胡堂 「楽聖物語」
...始めて朗々と響きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朗々と聽えてゐた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その大部分を朗々と諳誦したもので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...唯高声に或は低声に朗々と吟じ去り吟じ来つて日本語の美を味はへばそれが一番よいことであつて...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...此を朗々と誦ぶとき...
正岡容 「大正東京錦絵」
...一度よりは二度と味いを増しつつ朗々と吟誦されたとき感歎に声もなしという風だった...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その音吐(おんと)朗々として...
夢野久作 「白くれない」
...朗々と、わが代々の先祖の名が耳をうってくる...
吉川英治 「三国志」
...朗々と吟じ出した...
吉川英治 「私本太平記」
...そして、いよいよ朗々と、声に汗をすら思わせてゆくうち、……将(マサ)ニ、コノ義戦ニ神モ霊威ヲ耀(カガヤ)カシ給ハバ神光、剣ニ代ツテ一戦ニ勝ツコトヲ得ンシカモ丹精(タンセイ)ハ誠ニアリ誤(アヤマ)ル莫(ナカ)ラン元弘三年五月七日源朝臣高氏(ミナモトノアソンタカウヂ)敬白と、特にわが名へ初めて、朝臣(あそん)と名のりかぶせて、読み終るとすぐ、「筆を」と、弟の直義から筆をうけとっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...北国特有の月が、ふと、吹雪の空に冴える夜など、ふと、そこから朗々と、無量寿経(むりょうじゅきょう)の声が聞えることがある...
吉川英治 「親鸞」
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