...かえって朗かな気持になれます...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...山頭火は酔うて朗らかだつた...
種田山頭火 「其中日記」
...心平さんが「蛙」の自作を朗読する時...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...それとともに清朗な空間に上昇することだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼の朗々たる魂の中ではすべてが音響に変化した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...朗らかに笑って「そうなくてはならぬ」と...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...かかる意味の直截と明朗が...
中井正一 「探偵小説の芸術性」
...余はただ朗かな空の下に立って...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...未来の希望を打ち出す鐘のように朗かなその響が...
夏目漱石 「道草」
...この日や天気晴朗とくると必ず一瓢を携えて墨堤に遊ぶ連中(れんじゅう)を云うんです」「そんな連中があるでしょうか」と細君は分らんものだから好(いい)加減な挨拶をする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ここまで来るとアカーキイ・アカーキエウィッチの朗らかさも何だかひどく影が薄くなった...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...朗かな調子を澄んだ空と青い小山と白い川の流れとに和して歌ふ喜びの歌が...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...空に朗らかな鞭を鳴した...
牧野信一 「パンアテナイア祭の夢」
...重ねて鈴木文史朗は「大家族をもっている月給取りは子供の少い上役より月収が多い...
宮本百合子 「鬼畜の言葉」
...春子 (朗詠の節をつけて)歌悲し佐久の草笛...
三好十郎 「樹氷」
...その後裔(こうえい)に当る黒田藩士梅津源蔵正武氏(正利氏令息で隠居して一朗といった)と...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...朗々と張りあげて...
吉川英治 「親鸞」
...いかにも大和の山らしく朗らかで優しい姿に比べると...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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