...朋党(ほうとう)の軋轢(あつれき)に禍(わざわ)いせられて...
田中貢太郎 「頼朝の最後」
...文学者は朋党を作る必要はない...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...朋党(ほうとう)を作って人をおとしいれたり...
田山花袋 「田舎教師」
...朋党(ほうとう)の争いである...
寺田寅彦 「神田を散歩して」
...従って広汎な知識を必要とする唯物論研究の如きに対しては局部的・朋党的なる同人組織の如きを全く無力のものたらしめていることを知るが故に...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...朋党の争いを起しては...
直木三十五 「南国太平記」
...繰り返えさるる朋党の瞞(だま)しあい...
中井正一 「絵画の不安」
...われわれは一朋党と異なることへの不安であらしめてはならない...
中井正一 「絵画の不安」
...朋党(ほうとう)相結(あいむす)んで直ちにこれを以て新しき芸術の出現と叫び...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...官界につきものの朋党比周(ほうとうひしゅう)の擠陥讒誣(せいかんざんぶ)による地位(あるいは生命)の不安定からも免れることができた...
中島敦 「李陵」
...朋党(ほうとう)を結び団隊を作って...
夏目漱石 「私の個人主義」
...軍部の朋党組織にたいするあの方の無言の宣戦布告で...
久生十蘭 「だいこん」
...〈ご退位をねがおう〉などと放言してはばからない陸軍の朋党組織を憎み...
久生十蘭 「だいこん」
...陸軍の古い朋党組織や...
久生十蘭 「だいこん」
...朋党的関係をむすんでいた時代には...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...学校の朋党をもって政治に及ぼし...
福沢諭吉 「学問の独立」
...朋党(ほうとう)とか...
矢部貞治 「政治学入門」
...朋党を構えて指臂(しひ)を焚剥(ふんぱく)せしめ...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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