...そのために私への風当りがすっかり違ってきたのは有難い事でした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...私は河内さんを有難いと思った...
太宰治 「善蔵を思う」
...そしてこれもひとえに増×寺の有難い御引導のお陰と...
橘外男 「蒲団」
...その仏様を拝む事ができる』『そんな尊い仏が拝めるとはどれほど有難いことか分りません...
小泉八雲 田部隆次訳 「常識」
...いかさま時計を買ふだけの金を持つてゐたと観破したのならば有難い...
種田山頭火 「行乞記」
...その他の物以上に有難いとは思はない...
種田山頭火 「行乞記」
...そう仰しゃって下さるのはあたし本当に有難いと思いますし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...「ああ、有難い、あの人は出て行ったわ」と歌姫は思った、「やっと睡れるわ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「マリ・デル」
...何といふ有難いことだ...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...一つ當つて見るとしませう」「有難い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「おや、平次が來てくれたか、それは有難い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...好い氣になつて孝養をうけてゐるやうな有難いものだつた...
長谷川時雨 「四人の兵隊」
...私の事業を助けてくれれば政党も有難いけれども...
火野葦平 「糞尿譚」
...【いや、これは有難い、誰もいないや...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...マダム三浦の御厚意に対して感謝の言葉を知らない程有難い...
三浦環 「お蝶夫人」
...こっちはそのほうが有難い...
山本周五郎 「桑の木物語」
...こうして城下の辻々に掘っておかれた有難い恩水なのじゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...有難いのでございます...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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