...一番有益な金属が一番後に発見されて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...何故なれば男子も女子も真に有益なる事業とは道徳的価値を有する範囲に於て行はれ精神的状態の進歩を計るものであるといふことを理解してゐないからである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...それを詮索するのは興味もあり有益な事でもあるが...
寺田寅彦 「浅草紙」
...また有益なことをするためには結局なるべく無駄を沢山にするようにしなければならないということにもなるかもしれない...
寺田寅彦 「鉛をかじる虫」
...しかしこの仮説が誤りであって「無駄のない有益なものが可能であり...
寺田寅彦 「鉛をかじる虫」
...また作物を荒らす有害な野鼠や虫類なども捕って食うので農夫にとっては非常に有益なものだそうな...
寺田寅彦 「話の種」
...有益な仕事をしてると考える慰謝さえも得られなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...如何に充実した有益な時間であったことか...
豊島与志雄 「紫の壜」
...有益なものか危険なものか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それらの人々の研究は何れも皆有益なものであるが...
内藤湖南 「易疑」
...その有益な材を抱いて奔走に...
夏目漱石 「虞美人草」
...高尚(こうしょう)または有益なる感情をも殺せという意は僕に更(さら)にない...
新渡戸稲造 「自警録」
...自分ほど有益な存在はないと思い込むようになっていたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何か有益なことに使わねば相済ぬと考え...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...まったく何かよほど有益な教えをえた報いとしてでなければ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこには有益な願いがこもっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「戦争において何かめざましい有益な手柄をたてたものは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ぼくにはもとより有益な旅だし...
吉川英治 「随筆 新平家」
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