...そして其為に如何に多くの有為の青年壮年が幻影を追ふて生活するかゞ分るであろう...
石川三四郎 「土民生活」
...牛飼君の許(とこ)から大に我々有為の青年の士を養うと云ふて遣(よこ)したが...
内田魯庵 「貧書生」
...沿岸の村々に残っている有為の青年に目星をつけて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...例えば有為の青年を金や権勢や義理合やでとって抑えて本人のあまり気のすすまぬ金持の養子にしたり...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...この有為の青年を...
直木三十五 「南国太平記」
...東京にいる有為の青年画家をことごとく引き上げて...
夏目漱石 「三四郎」
...あなたのような有為の青年が発展すべき所は当分ほかに無いでしょう...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...願うのではないが、有為の青年と、真に目覚(めざめ)た、いままでの生涯に、夢にも知らなかった誠実を糧(かて)にして、遺産は子供と母親たちに残して、共に掌(て)に豆をこしらえるふうになってしまったときいたならば、わたしはどんなに悦んだであろう、それこそお鯉さん万歳をとなえたかも知れない...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...前途有為の青年だ...
平林初之輔 「私はかうして死んだ!」
...あたら有為の青年剣客者を...
吉川英治 「剣難女難」
...僕は君を有為の青年と見ているのだ...
吉川英治 「三国志」
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