...ともかく情勢は有利に展開しつつあった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...お前が独力でやるよりも遥かに有利にお前の運命を左右することが出来るのじゃ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...地が静止しているというための彼の説明は遺憾ながら有利に翻訳し難いものである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...買い手の方が著しく有利になるということは常識的に明らかだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...自らを有利に展開しようとするわけである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...必ず有利になって来るわけです...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...あなたは有利になります...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...後で有利になるかもしれない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...漠然ながら自分にとって有利にのみ信じていたい生物である...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...従来ほとんどもっぱらオランダ人の手中に属した貿易の多くを有利に営むことが出来たのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...資本が土地よりもこの方面に遥かにより有利に使用されていることの...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...帝国主義戦争によって生じるあらゆる矛盾のモメントを内国的にはプロレタリア解放のために有利に強力に転化せしめることであり...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...裁判は急転直下、有利に解決し、今度は乾分をやった方の男が音頭をとって経営しはじめたが、この男は満州へばかり度々出かけるし、濫費するので、遂に専務をやめざるを得なくなった...
宮本百合子 「くちなし」
...ひとたびは毛利家へ款(かん)を通じていたものだが、官兵衛が三寸不爛(ふらん)の舌を以て、それを説き、遂に一兵も用いず織田の陣営へ引き入れたことは、どれほどこの播州において、形勢を有利にし、また、秀吉の軍隊を光輝あらしめているか分らない...
吉川英治 「黒田如水」
...高地から敵を俯瞰(ふかん)して打つの有利に立った方がまず勝ちであろう」また必然...
吉川英治 「新書太閤記」
...この有利に立つためであったのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...これは有利にちがいない...
吉川英治 「平の将門」
...ただ最も有利に使用され得る方法を見出すに委ねられるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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