...火砲は小銃に比し攻撃を有利にするが...
石原莞爾 「最終戦争論」
...それだけ益々有利に事情は展開するようになって来たのである...
戸坂潤 「社会時評」
...君の有利になるようにこんなことをいったつもりじゃないのだが」終りの言葉は火夫に向っていったのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...僕が有利に見える...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...まだ有利に運ぶかもしれない」ムーアが引き出しを思いっきり引いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...黒田長官さんの呼吸(いき)のかかったという羽振りのよい堀大主典の口添えによって有利にとらえようとする――そういう場合の...
本庄陸男 「石狩川」
...アフガニスタンに有利にとれる間違い方だった...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...過剰の資本はロンドンやマンチェスタやリヴァプウルやその他サセックスよりも有利に商工業に用いられ得る場所に移動するであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自身の強権的な立場へ有利に利用するために...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...比較的有利に行きそうな由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...カエサルの立場は敵に対してきわめて有利になったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...江上戦は有利に展開したぞ」望戦台の丘に立ってこれを見ていた周瑜(しゅうゆ)の喜色はたいへんなものである...
吉川英治 「三国志」
...大いに戦況が味方の有利に転回してきた...
吉川英治 「三国志」
...高地から敵を俯瞰(ふかん)して打つの有利に立った方がまず勝ちであろう」また必然...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分に有利に誘(みちび)かなければならなかった...
吉川英治 「平の将門」
...少しでも半田屋の有利になるような点をさがそうとした...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...』かくて自然はいかなる時にも農業に有利に用いられ得る資本額を必然的に限定したが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...――より多くの資本が農業に有利に用いられかつ引続きそれに流入し...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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