...文字通りにも有り難い...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...われわれの研究題目について理解できなかったのはむしろ有り難いことです...
西尾正 「墓場」
...従来はもっと有り難い大燈光であったのが...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...令夫人の旦那と有り難いご親交を賜ったか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...長いこと淑女と話す有り難い機会がなかったものだから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...有り難い、もう危険はない」快速船が港に係留されていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...有り難いことに奴は俺が分からない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...紳士に会えて有り難いぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...こんな有り難いことは無いと思ふは――...
牧野信一 「小川の流れ」
...ふところの工合が程好いだけでも有り難いものではないか――そんな吝つたれたことを考へると益々おもしろくなつて...
牧野信一 「書斎を棄てゝ」
...……通つてゐるんなら有り難いが...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...日本の凡ての国民にとって有り難い事実だといわねばなりません...
柳宗悦 「民藝四十年」
...開業医だったら大損で……まったく大学って処は有り難い処で御座いますなあ...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...この上もない有り難い口実であった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...「青春とは有り難い...
横光利一 「蛾はどこにでもゐる」
...好意は有り難いが今日はそのことは...
横光利一 「旅愁」
...」それは何より有り難いと思ったが...
横光利一 「旅愁」
...私のためにたいへん遅すぎなかったことをたいへん有り難いことと思いました...
横光利一 「旅愁」
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