...なかなか有り難い認識論である...
太宰治 「多頭蛇哲学」
...てんで問題にせず恥しめてくれる作家が有り難いようなのである...
太宰治 「如是我聞」
...有り難いものでもない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...「実に有り難い傷だ!」と彼は低く繰り返した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いつ迄もその有り難いお像がはつきり残るやうな物を作る工人はなからうかとあの男がわしの処へ訊ねに来たもんぢや...
長與善郎 「青銅の基督」
...おっしゃる仕事は実に有り難いです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...有り難いことに奴は俺が分からない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...あとで紹介するよ」「有り難いでやす...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...有り難いことにそれ以上踏み込まなくてよい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...心持の上だけで好く解り合つてゐるといふ人程有り難いものはない...
牧野信一 「小川の流れ」
...折角(せっかく)の事なら鶯の初音のような声にしたらどんなに有り難いことであろう...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...姫は折角こんな有り難い事に出くわしながら...
夢野久作 「白髪小僧」
...「青春とは有り難い...
横光利一 「蛾はどこにでもゐる」
...有り難いんだけれど...
横光利一 「馬車」
...いったい何が有り難いのかさっぱり分らんというのが...
横光利一 「旅愁」
...結婚してから良人が字を習わせてくれたことが何よりとよには有り難いと見え...
横光利一 「旅愁」
...そして――有り難いことに――今や追う者のいない背後の穹窿に鳴り響いた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...トテモ有り難いけど...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
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