...有と無との区別も...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...善いが善いでなく、わるいがわるいでなく、幸福が幸福でなく、不幸が不幸でないといふやうに、すべて、何んなことでも、有と無と、無と有とが背中合せになつてゐる...
田山録弥 「ある時に」
...有と無との交錯、または円(ゑん)とか、融とかいふ宇宙観や人生観、または悟道、さうしたものは、すべてそれを言つてゐるのではないか...
田山録弥 「ある時に」
...――有と無との混和...
田山録弥 「心の絵」
...その有と無の絶対的矛盾を現実的に統一し止揚したものだからである...
戸坂潤 「科学論」
...それ自身場所に於ける有と無との統一としての運動となる...
戸坂潤 「科学論」
...之は一定状態の有と無との弁証法として...
戸坂潤 「科学論」
...之の有と無を入れかえただけで...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之を理解するにはこの純有と無とを同じく抽象的なものと考えねばならなくする筈の「抽象作用」を根本に置く必要が生じる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...有と無は之から媒介分化されたものにすぎない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...ここではこの全体たる成は有と無とを含むに拘らず...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...この世の有と無との戦いである...
豊島与志雄 「レ・ミゼラブル」
...心は王侯(スルタン)の栄華にまさるたのしさ!99おれは有と無の現象(あらわれ)を知った...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...有と無とのかくの如き聯關の客體面に現はれたるものが...
波多野精一 「時と永遠」
...有と無との對立及び統一が辯證法の根本であるとするならば...
三木清 「歴史哲學」
...辯證法の一般的なものは有と無との辯證法であるとも云ひ得るであらう...
三木清 「歴史哲學」
...ヘーゲルのいふ有と無との辯證法は...
三木清 「歴史哲學」
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