...一その頃の不忍(しのばず)の池は、月雪花の名所で、江戸の一角の別天地として知られました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...和歌の上手なりしその祖母及び今も變らず月雪花(つきゆきはな)の折にふれては詠み出づる母を見眞似て...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...それをはずしてファイルして月雪花からあらゆることを整理しておこうと思いついたのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...月雪花、この世の物、さまざま見たが、火の雨とは、思わぬ景色を見るものだ...
吉川英治 「私本太平記」
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