...もう二ヶ月待てばあなたは帰つて来る...
伊藤野枝 「遺書の一部より」
...今一ヶ月待つて呉れいとでも云つて來られりやア鶴田君もそれツ切りだらう――?」「そんなことは無い筈ぢや――それよりや...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...堤の北の山が月待山(問月嶺)...
大町桂月 「白河の七日」
...半信半疑のうちに一ヶ月待つて見た...
長塚節 「隣室の客」
...いやひと月待ってくれ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...月待ちの御馳走の殘りを調べに來たわけぢや無いから」八五郎はまた餘計な口をきゝます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...間もなく何處へ行つたのか見えなくなつてしまひました」「それから」「それつきりです」「灯は點(つ)いて居たのだな」「お月待ちだからと言つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...橘を思ふと私は直ぐ 五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする といふ歌を思ひ出す...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...二ヶ月待って欲しいです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...額田王歌熟田津(ニギタヅ)に船乘(フナノリ)せむと月待てば潮もかなひぬ今はこぎいでな伊豫の熟田津より西國に行幸ある時の歌なるべしと...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...「月待てば」は實際は潮を待つならん...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...二三ヵ月待てと云われると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
森鴎外 「細木香以」
...日待(ひまち)月待(つきまち)庚申さんが青面金剛などというような...
柳田国男 「年中行事覚書」
...まち事の中では日待と月待との二つが最も全国的である...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「ひと月待って...
山川方夫 「演技の果て」
...風の都合で一カ月待たされ...
和辻哲郎 「鎖国」
...しかし数か月待っていれば...
和辻哲郎 「夢」
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