...「月寒(つきさつぷ)にゐたらしい――」「分らない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...第七師團第二十五聯隊の兵營所在地なる月寒(つきさつぷ)は...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...時これ十二月寒(かん)の土用に際して...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
...十二月寒のあけるを漁(れふ)の終(をは)りとす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...七月より此業(わざ)をなしはじめて十二月寒(かん)明(あく)まで...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...月寒(つきさっぷ)の牧場へ行ったら...
寺田寅彦 「札幌まで」
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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
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内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
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永井荷風 「自選 荷風百句」
...――そら君の所へ始終来ると云うじゃないか」「寒月(かんげつ)か」「そうそう寒月寒月...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...けれども荊楚歳時記に三月寒食に行ふ遊戯の中に...
原勝郎 「鞦韆考」
...飽(あ)きはてし旅もこの頃恋しくて左柳(さりゅう)歯ぬけとなれば貝も吹かれず 翁月寒く頭巾(ずきん)あぶりてかぶるなり文鳥(ぶんちょう)この中の句なども老いたる山伏の境涯であった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...晩秋、地には枯葉捲(ま)いて、天には孤月寒く、そぞろ兵の胆心にも、父母や弟妹への思慕と郷愁の多感なる頃をもって、最もよしとする...
吉川英治 「新書太閤記」
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