...一年前までは唯一実在だの最高善だのと云う語に食傷(しょくしょう)していたのだから...
芥川龍之介 「青年と死」
...最高善または至善というのが...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...ボロを出さないことを最高善と信じる習慣から生れる卑屈な倫理觀...
中島敦 「かめれおん日記」
...完成は或は完全性(Vollkommenheit)或は最高善(Das hchste Gut)或は幸福などとして表象される...
波多野精一 「時と永遠」
...例へばカントの道徳の無制約的價値に基づく最高善の思想と...
波多野精一 「時と永遠」
...かれが文化的主體――「理性」――の終極目的と考へた「最高善」は...
波多野精一 「時と永遠」
...カントは最高善の基礎をなす自由の觀念については Sollen と Wollen との同一性をそれと言明さへしてゐる(三)...
波多野精一 「時と永遠」
...実現の不可能な最高善ばかりを固執していると...
矢部貞治 「政治学入門」
...しかも常に最高善の追求を放棄(ほうき)することを得ないのである...
矢部貞治 「政治学入門」
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