...文学から受ける楽しみを除外することだけは最後までできなかつた...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...然し最後まで行つたとき彼女は母に対して...
伊藤野枝 「ウォーレン夫人とその娘」
...最後まで私につきそっていてくれた...
田中英光 「野狐」
...そんな非常手段最後まで取っときなさい」いうて...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...最後までそれを説伏するの意気込みは勇ましいもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...最後まで知らず仕舞いにすんでしまったことであろう...
中谷宇吉郎 「荒野の冬」
...――僕は最後まで芸術家である...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...彼が最後まで持っていた食器セットを持ち去ったわ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...とうとう最後まで尻尾をつかませなかった...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...その最後まで追求の筆を止めないところに最も油絵らしい特質が発揮されるのである...
藤島武二 「画室の言葉」
...やっぱり最後まで読んでしまった...
堀辰雄 「楡の家」
...私は最後まで家に留まりました」「それで叔父様は私あてに手紙か...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...『一国民の(訳註――このパラグラフ以下最後までについては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この子は最後まで時々幼児の言葉で何か言う)お母あちゃん...
三好十郎 「樹氷」
...彼女は最後までその生涯を...
室生犀星 「愛の詩集」
...最後まで職業ずれのしなかった良心の人である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もっともであるとはとうとう最後までいわなかったのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むしろ最後の最後まで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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