...しかしその最後まで...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...最後まで希望を捨てないマートン技師も...
海野十三 「火星探険」
...最後まで勇気が必要だ...
海野十三 「火星兵団」
...それを大事に最後まで吸いつくすところに...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...犯人は小説の最後までその正体を現わさない...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...それでも綾子様はとうとう最後まで...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...どうしても最後まで感心しなかった...
高村光太郎 「回想録」
...おしげは、最後まで遂に、そんなことと笑つて、事実を告げなかつた...
武田麟太郎 「一の酉」
...素直に最後までその不思議な主人公について行くことが出来た...
田山録弥 「三月の創作」
...それを最後まで楽しめるかどうかわからなかっただけに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...忠義の者は、最後まで、命を惜しんで、そのあらんかぎりで、忠を尽そうとする...
直木三十五 「南国太平記」
...Sの老人は最後まで空の御蔵を護っていたことだろうが...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...最後まで堪へよ、身と自らを引裂く錯乱に、骨身を突刺す寂寥に、まさに死のごとき消滅感にも……...
原民喜 「鎮魂歌」
...最後まで働くことをやめられなかったからだ...
平林初之輔 「作家としての小酒井博士」
...どうなるかを最後まで見ようと皆の思っているうちに雨になり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...最後まで絶えずその徳と運とを増大して行ったら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...最後まで研究してみて...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...われわれは城と共に最後の最後まで戦わずには措かん...
吉川英治 「日本名婦伝」
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