...とう/\最後まで自分を主張する事が出来ないでしまひました...
伊藤野枝 「背負ひ切れぬ重荷」
...何もかも私の思い通りになると考えたのです」S夫人は最後まで静かに...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...最後まで傾聴していたのは...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...最後まで「うん」と云うことは云わないでしまった...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...最後まで副人物的な役割を勤めるこの一主要人物は...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...この偉大な巡礼の旅に最後までついていくことにした...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...宗教人種を異にする列国の同情を最後まで維持し得たるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...私がすでに最後まで彼の道程を見きわめたときにであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あるいは自分の考えを最後まで弁護し得ないことがあり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...最後までそうであった字体...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...その気質は最後まで...
中島敦 「斗南先生」
...彼の自白は最初から最後まで同じ調子で貫いていました...
夏目漱石 「こころ」
...結局最後まで遺るものは...
藤島武二 「画室の言葉」
...〔訳註〕『同時にまた吾々は……』以下このパラグラフの最後までは第三版より現わる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...最後までそれは非常に力強く確かな形で持続する...
三好十郎 「恐怖の季節」
...最後まで踏み止まって闘うものは江戸ッ子じゃないよ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...なぜならば、彼はおよそ長政にたいしては、最後まで、寛大と考慮の余裕を与えていたからである...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??