...最後に之を捨てた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...だが、このような二、三時間をすごして、最後に、文字通り胸をつく急斜面を斜めに登り切って、尾根越しの風を真向に感じる時の気持! 雪の平地にカンジキの跡をつけて二、三間行くと土が出ている...
石川欣一 「可愛い山」
...最後に大森の貝塚のことを話した...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...最後にこの裁判医は...
海野十三 「地獄の使者」
...君が最後に到達した点にまで立派に進んでいたのだ...
大杉栄 「男女関係について」
...それから最後に小泊へ行かうと思つてゐたのだが...
太宰治 「津軽」
...だが最後に一言すべきことがある...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...最後に問題となるのは釋獸釋畜の二篇であつて...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...最後には二人一緒に...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...最後に岡田夫婦と仲の好さそうな様子を述べて...
夏目漱石 「行人」
...最後に逢ったのは...
夏目漱石 「長谷川君と余」
...最後に、停車場で消え失せたのだから停車場附近をもう一度搜して見ようといふことになり、電車でサン・ヂャンまで行つて見ると、構内のホテルの窓の中に日本人の子供が幾たりものぞいてゐたのですぐ發見した...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...最後に額(ひたい)を打たれました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「親分」最後に飛込んで來たのは八五郎です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから、最後に、それがすつかりおしまひになつた時、今度は胴を裏がへして、内臟の一部を食ひはじめた...
萩原朔太郎 「宿命」
...最後に僕は、勝利の女神と対決した...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...最後になお一つ話が残っている...
柳田国男 「山の人生」
...人の込み合ふ場合彼は一番最後になつた...
横光利一 「悲しみの代價」
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