...その中(うち)でも最前から何くれとなく世話を焼いていた仕繰夫(しくり)の源次が...
夢野久作 「斜坑」
...最前から青眼先生の家へは...
夢野久作 「白髪小僧」
...最前から頻(しき)りに馬の話をし続けているのであった...
夢野久作 「暗黒公使」
...……最前からわたくしが申しました事は...
夢野久作 「暗黒公使」
...若林博士は最前からそうして来た通りに...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...縁側の障子際(しょうじぎわ)に坐っている仲人役の栗野博士夫妻は最前から頻(しき)りに気を揉(も)んで...
夢野久作 「笑う唖女」
...最前から憂鬱(ゆううつ)な顔をし続けていた澄夫は...
夢野久作 「笑う唖女」
...「最前から今もなお...
吉川英治 「上杉謙信」
...すると最前から、伽藍(がらん)の裏に倚(よ)りかかって、じいっとお蝶の方をながめていた三十前後の町人がありました...
吉川英治 「江戸三国志」
...……最前からのはなしを聞いておると...
吉川英治 「大岡越前」
...「こやつ一人は最前から...
吉川英治 「剣難女難」
...劉備は最前から、少し離れた所に立っていた...
吉川英治 「三国志」
...最前からのあの使者の言には耳を傾けて聴くべきものがあるからです...
吉川英治 「新書太閤記」
...最前から彼方(かなた)の草のなかに...
吉川英治 「親鸞」
...その澄みきった耳は最前からの物音を知らぬはずはないが...
吉川英治 「親鸞」
...最前から安治川屋敷の水見張が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...最前から見すましていた弦之丞が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...最前からも申した通り...
吉川英治 「柳生月影抄」
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