...隣りの腰掛で最前から...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...「最前から承はるところでは...
薄田泣菫 「茶話」
...最前から子爵のようすが少しおかしいと思っていた彼は...
浜尾四郎 「正義」
...最前から見物していたキャラメルの仲間のミンツ...
夢野久作 「キャラメルと飴玉」
...「何でも最前から曲馬をやった伊太利や亜米利加の美人や...
夢野久作 「暗黒公使」
...この女は最前からかなりの嘘言(うそ)を吐いている...
夢野久作 「暗黒公使」
...私のツイ鼻の先に奇妙な人間が居る……最前から...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...最前からの色々な実験の結果やっと判明して来たのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...最前から室(へや)の中の息苦しい女の匂いに混っている...
夢野久作 「一足お先に」
...最前からの話をして...
夢野久作 「若返り薬」
...実は最前からたびたびお呼び止めいたしながら...
吉川英治 「江戸三国志」
...最前からの様子や...
吉川英治 「剣難女難」
...最前から待っておるが」滝川一益は...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼が最前から凝視していた部分は...
吉川英治 「新書太閤記」
...最前から彼方(かなた)の草のなかに...
吉川英治 「親鸞」
...最前から、そこに浅酌(せんしゃく)していた天堂一角と九鬼弥助(やすけ)は、お米の後に尾(つ)いて姿を消した啓之助を、実はおかしい方へ推量しているところだったが、彼の語調や、聞き流しのならぬ事実に驚いて、思わず盃を下へおく...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「何じゃ、最前から、あっちの部屋で、がやがやと、協議しとるのは」「藩船のお旗箱が、見えんというて、今夜、春日丸を、長門沖までお見送りするに、差しつかえているのでございます」「誰だ、威猛高(いたけだか)に、喚(わめ)いておるのは」「小隊長の宍戸(ししど)殿で」「呼べ」桂が、呼ぶと聞いて、宍戸は、自分の責任を恐れながら入ってきた...
吉川英治 「松のや露八」
...最前からぽんやりと虚無的な考えに囚われている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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