...試みに先生等身の著作を以て仏蘭西羅曼(フランスロマン)主義の諸大家に比せんか...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
...曼舟氏は義足を曳きずりながら...
薄田泣菫 「茶話」
...」曼舟氏は平気で歩みを続けた...
薄田泣菫 「茶話」
...思うに、印度民族、希臘民族、日耳曼民族等の、互に分離せし後、他より此祭祀と神話とを、採用したるものなる可く、而して其本源地は、盖し埃及或は小亜細亜の地方ならん...
高木敏雄 「比較神話学」
...希臘、印度日耳曼、日本等の成文神話は、大抵此表に従て、其成分を分析するを得可く、未開民族の神話もまた、其中の幾分かを示す可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...四曼不離の夜毎の行業(かうごふ)に慣れそめてか...
高山樗牛 「瀧口入道」
...これを浪曼的完成と称するのである...
太宰治 「一日の労苦」
...日本浪曼派、またその支持者各々の個性をこそ、ゆゆしきものと思い、いかなる侮蔑をもゆるさず、また、各々の生きかた、ならびに作品の特殊性にも、死ぬるともゆずらぬ矜(ほこり)を持ち、国々の隅々にいたるまで、撩乱(りょうらん)せよ、である...
太宰治 「もの思う葦」
...曼殊院ノ階段ヲ下リナガラ五子ガ云ウ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...江崎なる華園氏のもとを辭して大垣に至る松蔭は篠も芒も異草も皆悉くまむじゆさげ赤し鯰江の繩手をくれば田のくろの菽のなかにも曼珠沙華赤し十六日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...その著「ドイツ浪曼派」なる評論に於いて...
牧野信一 「浪曼的月評」
...中将姫が和州当麻寺(たいまでら)にあるハスのこの糸で曼陀羅を織ったと言い伝えられて居ます...
牧野富太郎 「植物記」
...曼荼羅(まんだら)を構えて...
柳宗悦 「民藝四十年」
...サヨナラ」曼陀羅院長は田宮課長の敏速な手配にもかかわらずトウトウ捕まらなかったらしく...
夢野久作 「少女地獄」
...字は曼才(まんさい)...
吉川英治 「三国志」
...さながらここは法(のり)の万華(まんげ)の咲きみだれた浄土曼陀羅(じょうどまんだら)であった...
吉川英治 「親鸞」
...かつて寺院の奥で拝んだことのある“浄土曼陀羅図(じょうどまんだらず)”そのままな国が此世(このよ)にもあったのかと思う...
吉川英治 「平の将門」
...初めてのときには両界曼陀羅(りょうかいまんだら)や醍醐(だいご)の五大尊などと比べて見たが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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