...書肆で小説を買った...
...あの書肆は古書が豊富だ...
...この地域には書肆が少ない...
...書肆で作家に直接会えた...
...書肆で開催されたイベントに参加した...
...書肆の丸屋甚助は...
上村松園 「幼き頃の想い出」
...ヒールセマン等英仏独蘭の稀覯書肆から出版した各種の稀覯書目録(欧羅巴の稀覯書肆の特別刊行の書目は細密なる分類を施こし且往々解題を加え或はファクシミルを挿入する故書史学者の参考として最も珍重すべきものである...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...是書肆之通義曹之常態也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...この教科書は坊間(ぼうかん)の書肆(しょし)より求むれば二十二円である...
太宰治 「ロマネスク」
...他の一方には発行を請け負つた書肆の主人がゐる...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...因て書肆を招て千部を仕立候...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...書肆春陽堂主人和田利彦と余とを加へて十一人なり...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...われは直(ただち)に仏蘭西滞在中及び帰航の船中にものせし草稿を訂正し『ふらんす物語』と名づけ前著出版の関係よりして請(こ)はるるままに再び博文館より出版せしめしが忽ち発売禁止の厄(やく)に会ひてこれより出版書肆との談判甚(はなはだ)面倒になりけり...
永井荷風 「書かでもの記」
...後に聞けば島田家では蔵書の紛失に心づいてから市中の書肆(しょし)へ手を廻し絶えず買戻しをしていたというはなしである...
永井荷風 「梅雨晴」
...では書肆と契約なしに手を着(つ)けたのかと聞(き)くと...
夏目漱石 「それから」
...書肆(しよし)も無論賛成で既に印刷に回して活字に組み込まうと迄(まで)した位である...
夏目漱石 「『煤煙』の序」
...ライプチヒのインゼル書肆から上梓せられたのは...
堀辰雄 「一插話」
...一度は私のデカルト研究というものの予告が書肆の広告にも出たくらいであるが...
三木清 「読書遍歴」
...それを買入れた書肆は百五十円とかで故渡辺霞亭に売込んだと聴いて居たが...
宮武外骨 「骨董品化した古珍書」
...頃書肆英平吉携来一本...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...山王町に書肆(しょし)を開いていた...
森鴎外 「細木香以」
...薬研坂(やげんざか)で声をかけられた――蔦屋(つたや)という書肆(ほんや)の手代...
吉川英治 「大岡越前」
...あえて書肆(しょし)の希望にまかせて再訂上梓(じょうし)することにした...
吉川英治 「三国志」
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