...斯(か)く詠じて書付け給ふ長らへてありふる程を浮世ぞと思へば残る言の葉もなし二番には小上の御方御妻御前...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...この書付けを見せると...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...ついぞ見たことのない古い書付けや文反古(ふみほぐ)が出て来た...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...以上はただ全くの素人の想い出話のついでに思い付くままの空想を臆面もなく書付けて見ただけである...
寺田寅彦 「鴫突き」
...磯野は書付けを前に置いて...
徳田秋声 「足迹」
...吾(わが)心にも非ざる迂腐(うふ)の論を書付けて口書とす...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...何かお書付けおきなされました...
直木三十五 「南国太平記」
...金の隠し場所を書いた書付けは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金の隱し場所を書いた書付けは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その隠し場所を書いた心覚えの書付けがあるに違いない――とね」「その通りさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その面桶の裏に詩が書付けてあつた...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...思ひ出すまゝに書付けて見よう...
宮原晃一郎 「イプセンの日本語譯」
...まるで何かの書付け読むように読みくさる...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...書付けを書いてくれまして...
柳田国男 「雪国の春」
...半紙三枚を折った書付けを取出して来て...
山本周五郎 「さぶ」
...それを書付けといっしょに...
山本周五郎 「さぶ」
...なにかうまい物でも取るとしようか」書付けをしらべるまでもなく...
山本周五郎 「さぶ」
...答えを書付けてさし出しました...
吉川英治 「三国志」
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