...「……年……月……日午後三時発見の事」と書き足した...
薄田泣菫 「茶話」
...「その後いもう一と筆書き足して下さい」いうのんで...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...それにこの規程(きてい)の分だけを書き足して送つた方が好いと云つてみのるに勸めたのであつた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...第十三冊「新月の巻」は大部分隣人之友一部分は新たに書き足して今日に至っているのであるが...
中里介山 「生前身後の事」
...下女に頼んで取り寄せた絵端書へ一口ずつ文句を書き足して...
夏目漱石 「明暗」
...もう少し書き足してくれと云う...
夏目漱石 「『吾輩は猫である』下篇自序」
...こんな風に書き足した...
久生十蘭 「キャラコさん」
...しまひに出る三枚目の医者を書き足して貰ふことゝした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...阿賀妻は一気に最後の句を書き足した...
本庄陸男 「石狩川」
...何事も時のさだめ」そして別行に書き足して...
本庄陸男 「石狩川」
...あんなにも龍太へ向つて書き足したかつた「抽象的陶酔」とか「現実的享楽」とか「一体人の頭に浮ぶ凡ての象に...
牧野信一 「水車小屋の日誌」
...その書き足しに順当する通りな筆は...
牧野信一 「若い作家と蠅」
...今いささかそれへ書き足してみれば...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...これはやがてあと書き足して本にするつもりですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこで書き足しておしまいにして封じようと思っていたのに縷々(るる)としてつきず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...鉛筆で書き足して下さつたりした...
吉川英治 「折々の記」
...自分で書き足したり...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...「経は」の二項は誤脱に気づいた時ちょうど紙に余裕のある所へでも書き足しておいたものと見ることができよう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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