例文・使い方一覧でみる「書き添え」の意味

...そのために彼女はキリスト教婦人同盟の副会長という顕要な位置さえ投げすてたのだと書き添えた...
有島武郎「或る女」

...私もひと言（こと）書き添えずにはいられないのでございます... 私もひと言書き添えずにはいられないのでございますの読み方
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン　Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー　Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング　Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン　Romain Rolland 片山敏彦訳「ベートーヴェンの生涯」

...それには「同氏不在の節はトム・レッドルース又はホーキンズ少年開封の事」と書き添えてあった...
スティーブンソン　Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳「宝島」

...流水と書き添えて... 流水と書き添えての読み方
高浜虚子「子規居士と余」

...と必ず書き添えて... と必ず書き添えての読み方
太宰治「新釈諸国噺」

...先生が教室へはいっていらっしゃると同時に、クラス会の新幹事の矢島が、つと立って行って黒板に、明日クラス会開催の事を記し、そうして、全部漏れなく出席せられたし、と書き添え、それから「漏」という字に二重丸を附けた... 先生が教室へはいっていらっしゃると同時に、クラス会の新幹事の矢島が、つと立って行って黒板に、明日クラス会開催の事を記し、そうして、全部漏れなく出席せられたし、と書き添え、それから「漏」という字に二重丸を附けたの読み方
太宰治「惜別」

...ついでに此処に書き添えて置こう... ついでに此処に書き添えて置こうの読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...前者の口からかたかなで「ケタケタ」という妖魔（ようま）の笑い声が飛び出した形に書き添えてあるのが特別の興味を引く... 前者の口からかたかなで「ケタケタ」という妖魔の笑い声が飛び出した形に書き添えてあるのが特別の興味を引くの読み方
寺田寅彦「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」

...きわめて特殊な指示がついてる名前が書き添えてあった... きわめて特殊な指示がついてる名前が書き添えてあったの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...巻頭に書き添えた勝家の系図というのを見ると... 巻頭に書き添えた勝家の系図というのを見るとの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...細君までその隅に俳句を書き添えるという極めて高尚な遊びをした...
中谷宇吉郎「湯川秀樹さんのこと」

...当の本人も出席することになっていますとだけ書き添えてあった... 当の本人も出席することになっていますとだけ書き添えてあったの読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь）平井肇訳「死せる魂」

...真に蛇足を書き添える訳だと説いたのだ... 真に蛇足を書き添える訳だと説いたのだの読み方
南方熊楠「十二支考」

...私はここで高知市の町はずれにある一つの窯場についても書き添えねばなりません...
柳宗悦「手仕事の日本」

...吉田東伍氏の『大日本地名辞書』にしばしば啓発せられたことをここに書き添えたく思います）私はともかくこの整理によって...
柳宗悦「民藝四十年」

...一言書き添えたい... 一言書き添えたいの読み方
柳宗悦「民藝四十年」

...更に一つの「無地の美」に関する見方をここに書き添えておきたい...
柳宗悦「民藝四十年」

...頼朝はそういう点まで書き添えた... 頼朝はそういう点まで書き添えたの読み方
吉川英治「源頼朝」