...なんとも書き様がございませんでした...
太宰治 「風の便り」
...文章はどうにでも書き様があるのだし言葉にも色々の使い方があるのだ...
戸坂潤 「社会時評」
...余り粗漏(そろう)なる書き様(ざま)にぞありし...
正岡子規 「人々に答ふ」
...ただあの文章はいくらか書き様に善くない処があって徒(いたず)らに人を罵詈(ばり)したように聞こえたのは甚だ面白くなかった...
正岡子規 「病牀苦語」
...ただ蕪村の句の書き様はやや位置の不調子を免れざるか...
正岡子規 「墨汁一滴」
...主人達からも可愛がられ自分も仕事だの手紙の書き様だのを教えてもらって満足した日を送って居るうちに喘息を持病に病んで居た父親が急に貧亡((ママ))敗けをしてポックリと死んで仕舞った...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
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