...紀州田邊の女は「清水鳥」――二十一歳――勉強の爲め止宿と書き付けてあつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...やがて一枚の書き付けをその少年に渡し...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...書き付けを持って行くこの少年に...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...近所にこうるさい負債が少しずつ残っていてその書き付けを集めているとか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...雑用 一フラン合計 二十三フラン右の書き付けのうち雑用というのはまちがって難用と書いてあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...読者は彼のポケットに見いだされた書き付けのことを記憶しているだろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あまりにも生理作用で書き付ける...
中原中也 「河上に呈する詩論」
...記憶を可なり無雑作に書き付けてゐる場合にも...
中原中也 「菊岡久利著「貧時交」」
...」――で机の上にあつた原稿紙の書き損じたのに書き付けてみた...
中原中也 「その頃の生活」
...紛失(ふんじつ)した物を手帳に書き付けている...
夏目漱石 「永日小品」
...それじゃ帯から書き付けてやろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...エヂウォルスはベンサム君に面会を希望すと紙片に書き付けて取次の者に渡したが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...今もそれを書き付けたものが手許に残っている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...幾らこれを衣布に摺り付け(すなわち書き付け)たとて一向に衣布は染まらないからである...
牧野富太郎 「植物記」
...俄におもひ泛べられて来るかずかずをばメモのやうに書き付けて見る...
正岡容 「下町歳事記」
...後家が亡夫の書き付けた板を示して返金を促すと...
南方熊楠 「易の占いして金取り出だしたること」
...スウェーデンと日本と遠方ながら似たところが面白くて書き付けた...
南方熊楠 「十二支考」
...くにに堪忍なるように十分にこれなくとも仰せ付けられ下さるべく候」と書き付けてあり...
南方熊楠 「十二支考」
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