...僕(ぼく)はこのために勇気(ゆうき)を得(え)てどうにかこうにか書き上げる事が出来た...
芥川龍之介 「滝田哲太郎君」
...書き上げる所を見た事がある...
芥川龍之介 「売文問答」
...あゝいふ作品を一つ書き上げることがどれ程の痛い體驗と苦悶とを値したか...
有島武郎 「水野仙子氏の作品について」
...特に万難を排しナポレオンの対英戦争を書き上げる決心であった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...と一人一人異なる事情と計算を書き上げる...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...その長さ一マイル余でこれを書き上げるのに二週間かかったという...
寺田寅彦 「話の種」
...書き上げることができたなら...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...遂に一部分をさへ書き上げることが出來なかつた...
「處女作の思ひ出」
...これだけ書き上げるのは容易でない」平次はバラバラとくりひろげて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...帳場で辞職願を書き上げるとこれを懐中におさめ...
久生十蘭 「魔都」
...それを書き上げるから前貸をしてくれと頼んで見た...
平出修 「計画」
...今夜徹宵で書き上げる気だ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今日一日で書き上げるつもり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何人分かのを残らず書き上げるともうそれですっかり気がすんでしまう次郎吉は...
正岡容 「小説 圓朝」
...またほかに米国コロンビア大学師範科の教頭スミス博士と共著の『日本数学史』との原稿を書き上げることが出来た...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...妾がこの手紙を書き上げるまでには...
夢野久作 「ココナットの実」
...なおも大急ぎで遺言書を書き上げるべく...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...思うように書き上げるということは...
吉川英治 「随筆 新平家」
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