...美濃は書斎で書きものをしていた...
太宰治 「古典風」
...燈火が暗いから読書や書きものもぐあいがよくない...
寺田寅彦 「小浅間」
...弥之助の様に早朝を書きものに費すものにとってこの時間でぱったり止められてしまうのは実際腹が立ってたまらぬ...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...男机に凭りて書きものをしてゐる...
中原中也 「夢」
...老爺さんは懐(ふところ)から部厚な書きものを出した...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...書きものの手箱も...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...書きもの机が一つだけぽつりと置いてある人のいない部屋を一つ通って...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...書きものをしていたモームスが勢いよく頭を上げた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...心ゆくまで書きものをすると...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...何か書きものをしてゐる穢(むさ)い安フロックにくるまつた先生だが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...机と紙を前に讀書も書きものも止めて了ひ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ホテルの玄關くらゐ私の書きものに疲れた目をまぎらしてくれるものはない...
堀辰雄 「エトランジェ」
...その上で書きものから食事一切をすることに極めた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...書きものの出来る気持です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼女の書きものの数篇を読んでみた...
三好十郎 「恐怖の季節」
...書きものを受け取り...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「なぜラケダイモン人は武勇の掟を書きものにしなかったか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...書きものの今日のページを綴(つづ)っていると...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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