...奇怪な書きものを見つけ出した...
ギィ・ドゥ・モオパッサン Guy de Maupassant 秋田滋訳 「狂人日記」
...しかし、それよりもなおおもしろかったのは、百姓のそれを思わせるような大きな右手の人差指で、話をしいしい、気忙しく畳の上に書きものをする癖で、それとなく気をつけて見ていると、その書きものは、いろはとなり、ロオマ字となり、漢字となり、時には大入道の頭になったりした...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...教壇の机のうへでなにやら書きものを始めたのである...
太宰治 「逆行」
...父親は何か書きものをやっているようだが...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「無駄骨」
...」「書きもの...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...「ここでも書きものができましょうがね」老母はそう言って...
徳田秋声 「挿話」
...弥之助の様に早朝を書きものに費すものにとってこの時間でぱったり止められてしまうのは実際腹が立ってたまらぬ...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...せつせと書きものをしてゐた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...せっせと書きものをしていた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...書きものをし始めたので...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ホテルの内外は毎晩かうだつたのであらうか? もう私の書きものもすんだことだから明日からはひとつ夜更しをしてやらうと思ひながら...
堀辰雄 「エトランジェ」
...「万一のときのことを考えて私は二階に置いてある書きものの始末をつけてくるから」こういって...
正岡容 「小説 圓朝」
...年百十五円の頼母子を二十五年間にかけてすまして呉れよと書きものを入れました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...書きもののためにも徹夜はしないを原則にして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...只今もっている書きものはね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...つい書きもののとつつきが逸(そ)れ...
室生犀星 「笛と太鼓」
...単にわたしの行いや書きものだけでなくわたしの思想までも規定することをお役目とされる方々の御判断に供する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...中務は何か書きものをしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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