...雷門の前通りを花川戸へ曲がる角(かど)に「地蔵の燈籠(とうろう)」といって有名な燈籠があった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...仁王門から右へ弁天山へ曲がる角に久米(くめ)の平内(へいない)の厳(いか)めしい石像がある(今日でもこれは人の知るところ)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...角を曲がるとすぐその通りはあった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...」そう言いながら脇道からひとつ曲がると...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...道を曲がるたびに開けてゆく景色の変化を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...――またあんたも曲がるのかい...
中原中也 「その頃の生活」
...曲がるたびに、二人の足は申し合わせたように無言のまま同じ方角へ曲がった...
夏目漱石 「三四郎」
...大手町(おおてまち)を突(つ)き当って薬師町(やくしまち)へ曲がる角の所で...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「三友館の角を曲がると...
正岡容 「浅草燈籠」
...酒屋の角を池の方へ曲がる時...
森鴎外 「雁」
...今末造の来た方角へ曲がる処で終って...
森鴎外 「雁」
...京町へ曲がる角に釜(かま)を据えて...
森鴎外 「独身」
...川筋がちよつと曲がると思ふや否や...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...柏崎の松山の下を曲がる辺に...
柳田国男 「山の人生」
...大間岬の突端に来て一つ曲がると...
柳田国男 「雪国の春」
...おやじなどと申すと口が曲がるぞ」「でも...
吉川英治 「江戸三国志」
...賊は、鼬(いたち)のように振向いて、これは――と明らかに狼狽を見せ、いよいよ馳けたが、坂下を曲がると、うしろから追ッて来る者の跫音も声も耳にとどいて来た...
吉川英治 「大岡越前」
...足が曲がるぞよ」「な...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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