...乳母が住む下谷(したや)池(いけ)の端(はた)の或(あ)る曲がり角(かど)に来て立っていた...
有島武郎 「或る女」
...彼は近所のあらゆる曲がり角(かど)や芝地や...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...その道には急な曲がり角がありまして...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...彼が村から出ると、道の曲がり角に、山子(さんざし)の籬(まがき)の根元の斜面に、盲目娘のすわってるのが見えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...道の曲がり角にて出会う...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...各事変は道の曲がり角である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...プランスノアの道の曲がり角になってる土堤(どて)の上で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...クロシュペルス街の曲がり角(かど)の所で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...河岸の曲がり角(かど)で突然それに気づいて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かくてモンデトゥール小路の短い街路の曲がり角(かど)まで達した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...曲がり角へもう少しで出ようとした時に...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...凱旋(がいせん)の曲を奏(そう)しながらはいって行けるのだけれど」わたしたちが往来(おうらい)の曲がり角まで行くと...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...向こうの曲がり角(かど)の所に三郎が小さなくちびるをきっと結んだまま...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...源氏は振り返って曲がり角(かど)の高欄の所へしばらく中将を引き据(す)えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...崖の鼻の曲がり角に止まり...
吉川英治 「私本太平記」
...道の曲がり角へ来たら白楊樹(はくようじゅ)(ポプラ)を目あてにお曲がり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ある場所で――残骸まみれの小路にあった急な曲がり角――地面にうっすらと跡がついているのを見た...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...ダンフォースはまたしても上の遺跡の曲がり角で見たと思い込んでいる足跡のことを囁いた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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